はじめに
2026年4月5日、日曜日。栃木県・那須塩原への取材旅行中。
その拠点として今回宿泊したのが、ゆとりろ那須塩原です。

温泉地の宿というと、どこか“和”の落ち着きを前面に出した空間を想像しがちですが、こちらは少し違う。

一言で言えば、「現代的で、居心地の良さを計算された宿」。

その印象を、到着直後から強く感じることになりました。
目を引く外観と、機能性のあるエントランス
まずは外観から。

看板とともに、比較的はっきりと視認できる建物で、初めての訪問でも迷うことはありません。

エントランス脇には、荷物運び用のラックが用意されており、ファミリー層や長期滞在にも配慮されている様子。

さらにレンタサイクルも設置されており、周辺散策を楽しむ導線も整っています。

このあたりからすでに、“ただ泊まるだけではない宿”という印象が見えてきます。
ラウンジという名の主役空間
館内に入り、正面に広がるのがラウンジスペース。

ここが、この宿の象徴とも言える空間でした。

まず目に入るのはピアノ。

そして、その奥に広がる大きな窓からの景色。

窓の外には滝が見え、自然の動きと音が、そのまま空間の一部として取り込まれています。

ソファーに腰掛けて眺めているだけで、時間の流れがゆっくりと変わっていく感覚。

チェックイン前の時間帯にも関わらず、多くの宿泊客がこのラウンジで静かに過ごしていたのが印象的でした。
「部屋に入る前から満足感がある」—そんな宿は、実は多くありません。
子連れでも安心できるキッズスペース
ラウンジの隣にはキッズスペース。

ここがまた、よく考えられています。
・靴を脱いで過ごすスペース
・靴のまま利用できるスペース
この2つが分かれている点は非常に良い。
子どもの年齢や状況に応じて使い分けが可能です。

靴を脱ぐスペースには、子ども用の机や椅子、そして遊具。

さらに牛のぬいぐるみもあり、娘はここで夢中になって遊んでいました。

「大人がくつろげる宿」だけでなく、「子どもが退屈しない宿」。

この両立は簡単ではありませんが、それをしっかり実現している印象です。
15時から始まる“本番” ウェルカムドリンク
通常であればチェックインの時間。
しかし我々は、あえてラウンジに滞在を続けました。

理由は一つ。
15時から始まるウェルカムドリンクサービスです。
● 樽詰めスパークリングワイン
まずはこれ。

軽やかで飲みやすく、旅のスタートにちょうど良い一杯。

昼間からこの環境で飲むスパークリング。

これだけで、この宿に来た価値を感じる人も多いはずです。
● 自作できるスピリッツ環境
スピリッツはホワイトホースを中心に用意。

炭酸水もあり、自分で好みの濃さに調整できるスタイル。
この「自由度」が良い。
単なるサービスではなく、“楽しみ方を委ねている”設計です。
● ノンアルコールも充実
もちろんソフトドリンクも完備。

その中でも印象的だったのが牛乳。

濃厚でしっかりとした味わい。
娘が気に入り、この旅行中ずっと牛乳を飲みたがるようになったのは、この一杯がきっかけでした。
軽食のクオリティも見逃せない
ドリンクだけでなく、軽食も用意されています。
ワッフル

クッキー

いちごゼリー

どれも「ちょっとつまむ」にはちょうど良いラインナップ。
過剰ではなく、しかし満足感はしっかりある。

気づけば手が伸びる。
この絶妙な距離感が、非常に心地よいのです。
部屋へ。シンプルだからこそ良い
一通りラウンジを堪能し、部屋へ移動。
部屋は洋室タイプ。

ベッドが2つ、テーブルと椅子、そして電気ケトル。

決して豪華ではありません。
しかし、必要なものはすべて揃っている。
窓の外には山と川。

この景色が、部屋の価値を一段引き上げています。

夜、ここに座って日本酒を飲む。

そのイメージが自然と湧いてくる空間でした。
温泉へ。やはりここが核
そして温泉へ。

まずは内湯で体を温める。

その後、露天風呂へ。

自然に囲まれた空間。
空気の質が明らかに違う。
都会では得られない感覚が、ここにはあります。
さらにサウナ。

久しぶりの利用でしたが、やはり良い。

「何度でも温泉に入れる」という事実が、滞在の満足度を底上げしてくれます。

第一部まとめ
ゆとりろ那須塩原は、単なる宿泊施設ではなく、「滞在そのものを楽しませる設計」が徹底された宿でした。
ラウンジ、キッズスペース、ウェルカムドリンク、温泉。
それぞれが独立しているのではなく、流れとして繋がっている。
だからこそ、無理なく長く滞在したくなる。
第一部はここまで。
次回は、食事や夜の過ごし方を中心に、さらに深く掘り下げていきたいと思います。