はじめに
2026年7月のこと。
山梨取材旅行から帰宅する前、石和温泉駅前のイオンへ立ち寄り、ほうとうの材料や山梨の日本酒を仕入れました。

その時の様子については、別の記事で詳しく紹介しています。
今回は、その時に残しておいたほうとうの材料を使い、山梨銘醸(七賢酒造)で仕入れた「七賢人シリーズ」との飲み比べを行うことにしました。

さらに、お酒に合わせるアテとして、山梨銘醸で購入した合鴨の酒粕漬け。
そして伊東取材旅行の際にアピタ内にある長浜水産で仕入れた新鮮なアジの刺身も用意しました。

山梨と伊豆、それぞれの美味しい食材を一度に楽しめる、非常に贅沢な晩酌です。
今回飲み比べる日本酒4本
今回用意した日本酒は全部で4本です。
まずは比較対象として七賢の定番シリーズから。
七賢

淡麗純米 997円

そして七賢人シリーズより3本。

向秀(しょうしゅう)

吟醸生酒 1,760円

嵇康(けいこう)

純米吟醸生酒 1,980円

劉伶(りゅうれい)

純米大吟醸生酒 2,420円

以上の4本を並べ、それぞれ料理との相性を確かめながら飲み比べを行いました。
同じ蔵のお酒でも価格や造りによってどのような違いがあるのか、とても楽しみです。
合鴨の酒粕漬けと4種類の日本酒
まず最初のアテは、山梨銘醸で購入した合鴨の酒粕漬けです。

酒蔵ならではの商品ということもあり、日本酒との相性には大きな期待を寄せていました。
一口いただくと、合鴨ならではのしっかりとした旨味と脂の甘みが広がります。
そこへ酒粕の優しい香りとコクが加わり、日本酒好きにはたまらない味わいです。
まずは淡麗純米。
すっきりとした飲み口が酒粕の風味を引き立て、料理を邪魔することなく美味しくまとめてくれます。
続いて向秀。
吟醸らしい華やかな香りが加わることで、合鴨の上品な旨味がより一層引き立ちました。
嵇康になると、米の旨味と香りがより豊かになり、酒粕との一体感が生まれます。
そして最後は劉伶。
純米大吟醸らしい滑らかな口当たりと透明感のある味わいが印象的で、合鴨の脂を優しく包み込み、非常に贅沢な組み合わせとなりました。
どの組み合わせも完成度が高く、それぞれ違った魅力を楽しめました。
長浜水産のアジの刺身との相性
続いていただくのは、伊東取材旅行で仕入れた長浜水産のアジの刺身です。

思わず2パックも購入してしまいました。

この日は非常に良いアジが並んでいたからです。

他にも朝どりの魚が並んでいました。

そのアジですが、脂が程よくのりながらも後味は非常にさっぱり。
鮮度の高さがよく分かる味わいです。
ここでも4種類の日本酒を順番に合わせます。
淡麗純米は、アジ本来の旨味を素直に楽しませてくれる万能タイプ。
向秀は吟醸香が加わることで、刺身全体がより華やかな印象になります。
嵇康は米の旨味とアジの甘味が重なり、飲み応えのある組み合わせとなりました。
そして劉伶。
口当たりの柔らかさと繊細さがアジの旨味を包み込み、今回の刺身との組み合わせでは特に印象に残りました。
同じ刺身でも、日本酒が変わるだけでこれほど印象が変化することに改めて驚かされます。
妻(取締役)特製ほうとうと七賢人シリーズ
最後は、この日の主役でもある妻(取締役)特製のほうとうです。

前回作ったものとは少し内容を変え、今回は麺と肉団子を中心とした仕上がりになっていました。
味噌のコクはそのままに、肉団子の旨味がスープへしっかり溶け込み、非常に食べ応えがあります。
まずは淡麗純米。
味噌の優しい甘味をすっきりと流してくれるため、何杯でも飲めそうな組み合わせでした。
向秀は、爽やかな吟醸香が味噌の風味に新しい印象を与え、料理全体を軽やかにまとめてくれます。
嵇康では、米の旨味と味噌のコクが見事に調和し、より深みのある味わいになりました。
そして劉伶。
純米大吟醸ならではの上品さが、素朴な郷土料理であるほうとうを一段上の料理へと引き上げてくれます。
料理そのものの美味しさはもちろん、日本酒との組み合わせによってさらに魅力が増していくことを実感しました。
七賢人シリーズ3本、それぞれの個性を再確認
今回改めて飲み比べて感じたのは、七賢人シリーズは価格が上がるだけではなく、それぞれに明確な個性があるということです。
向秀は軽快で華やか。
嵇康は旨味とのバランスが絶妙。
劉伶は繊細で上質感のある味わい。

そして比較対象として用意した淡麗純米は、食中酒として非常に優秀で、どの料理にも自然に寄り添ってくれました。

価格帯は異なりますが、それぞれに役割があり、飲み比べることで七賢という酒蔵の奥深さを改めて感じることができました。
今回も大満足の飲み比べとなりました
合鴨の酒粕漬け、長浜水産のアジの刺身、そして妻特製のほうとう。
それぞれに4種類の日本酒を合わせながら楽しんだ今回の晩酌は、非常に内容の濃いレポートとなりました。
料理と日本酒の組み合わせを変えるだけで、同じ酒でも見せる表情が変わることを改めて実感した一日です。
山梨で仕入れた食材と日本酒を最後まで美味しく楽しむことができ、大満足の締めくくりとなりました。
今後も各地で仕入れた地酒と郷土料理の組み合わせを楽しみながら、その魅力を紹介していきたいと思います。
自分用メモ(業務記録)
山梨取材旅行
七賢人シリーズ3本と定番シリーズ1本を飲み比べ。ほうとう・合鴨・アジとのペアリング記事
■記事概要
山梨取材旅行で山梨銘醸(七賢酒造)にて購入した七賢人シリーズ3本と、比較用として七賢「淡麗純米」を用意。
以前作ったほうとう鍋の残りを再調理し、さらに山梨銘醸で購入した合鴨の酒粕漬け、伊東取材旅行で長浜水産から仕入れたアジの刺身を合わせ、日本酒とのペアリングを詳しくレポートした記事。
■記事構成
① 前回記事とのつながり
- 石和温泉駅前イオンで購入した食材の記事を紹介
- 今回は残ったほうとうを使用
- 七賢人シリーズとの飲み比べ企画
② 今回用意した日本酒4本
比較対象
- 七賢 淡麗純米 997円
七賢人シリーズ
- 向秀(吟醸生酒)1,760円
- 嵇康(純米吟醸生酒)1,980円
- 劉伶(純米大吟醸生酒)2,420円
価格・酒質の違いを比較する内容。
③ アテ① 合鴨の酒粕漬け
- 山梨銘醸で購入
- 価格1,620円
- 酒粕の香り
- 合鴨の脂の旨味
4本それぞれとの相性を比較。
- 淡麗純米:すっきり
- 向秀:華やか
- 嵇康:旨味との調和
- 劉伶:上品で滑らか
④ アテ② 長浜水産のアジ刺身
- 伊東取材旅行で購入
- アジ2パック(580円×2)
- 鮮度が高く脂ものる
4本との飲み比べ。
- 淡麗純米:万能
- 向秀:華やか
- 嵇康:旨味が増す
- 劉伶:刺身との相性が特に良い
⑤ 妻(取締役)特製ほうとう
前回のほうとうを再調理。
今回は
- 麺
- 肉団子中心
味噌スープとの組み合わせを紹介。
4本それぞれとの相性を比較。
- 淡麗純米:食中酒として優秀
- 向秀:爽やか
- 嵇康:コクとの調和
- 劉伶:料理全体を上品にまとめる
⑥ 七賢人シリーズ総評
それぞれの個性を整理。
- 向秀:軽快・華やか
- 嵇康:旨味のバランス
- 劉伶:繊細・高級感
- 淡麗純米:万能な食中酒
価格だけでなく酒質の違いも実感。
⑦ まとめ
- 合鴨
- アジ刺身
- ほうとう
3種類の料理すべてで4本を飲み比べ。
七賢人シリーズの個性を改めて確認できる充実した試飲レポートとなった。
■掲載写真
- 日本酒4本
- 合鴨の酒粕漬け
- アジの刺身
- ほうとう鍋
- 飲み比べの様子
■ポイント
- 七賢人シリーズ3本と定番シリーズの比較記事
- 山梨と伊東、それぞれの仕入れ食材を活用
- 料理ごとに4種類の日本酒との相性を詳しく検証
- 山梨取材旅行の締めくくりとなるペアリング記事
- 今後の日本酒レビュー記事への参考資料として保存
■領収証
山梨銘醸(七賢酒造)

長浜水産
