食事の時間が、滞在の質を決める
夕食会場は2階のレストラン。

チェックイン前に長い時間を過ごした、あのロビーラウンジのちょうど上にあたる場所。

時間は18時。

昼からの流れを引きずらず、ちょうど良い空腹感で席につくことができました。
まずは全体の印象から
配膳された膳を見て、最初に感じたのことー
それは「きちんと作られている」という安心感。

派手さや奇をてらった感じはないが、
- 一品一品が整理されていて
- 器の使い方も丁寧
- 食べる側に“急がせない”構成
保養所の夕食として、とても好印象でした。
前菜・小鉢類:説明しすぎない美しさ
写真中央に並ぶ前菜の数々。

正直に言うと、何の料理か即答できないものもいくつかあります。

しかし、それでいいと思うのです。
- ひと口サイズで
- 味付けは強すぎず
- 食感や温度の違いを楽しませてくれる
そういった「説明を必要としない料理」。

酒の席に向いています。

中には、
- 出汁の旨みが前に出るもの
- 少し酸味を効かせたもの
- 食感を楽しませるもの
が混在していて、自然と杯が進みます。
刺身:構えすぎない、ちょうどよさ
貝殻を模した器に盛られた刺身。

量は控えめだが、
- 鮮度は良い
- 切り方が丁寧
- 主張しすぎない
旅先の夕食として、「これくらいでちょうどいい」と思えるバランス。
ここで刺身が重すぎると、後がきつくなる。
そういう点も、よく分かっている構成です。
揚げ物:軽さが印象に残る
揚げ物は、衣が軽く、油切れが良い。

付け合わせも含めて、
- 食べ疲れしない
- でも物足りなくもない
このあたりの感覚は、温泉宿の料理として重要なポイントだと思います。
鍋:この日の主役
そして、この日の一番のお気に入り。

湯気が立ち上る鍋の中に入っていたのは―ビーフステーキ。
これが、予想以上に良かったです。
- 火を通しすぎていない
- 柔らかい
- 出汁との相性が良い
「鍋にビーフステーキ?」と最初は思うが、食べてみると納得。
さらに、写真には写っていないが、もう一つ鍋が。

鶏肉の照り焼き風の鍋。
こちらも、
- 甘さが強すぎず
- 酒の邪魔をしない味付け
どちらも、派手さよりも“食べ続けられること”を意識した料理でした。
アルコールメニューが、また嬉しい
ここで特筆したいのが、アルコールの価格設定。

非常にありがたいことに、
- 生ビール中ジョッキ:470円
このご時世で、この価格。
私と妻は、それぞれ2杯ずつ。
その後は、
- 久保田千寿180ml:450円
これもまた非常に良心的。

他のメニューに関しても同様に、量と価格のバランスが良い。

「もう一杯」を自然に選べます。
18時〜19時半・急がない時間
食事の時間は、おおよそ18時から19時半頃まで。
料理を急かされることもなく、こちらのペースで進められる。
この「急がされない感じ」は、保養所の夕食として、とても重要と思いました。
食後は父のリクエストでカラオケへ
夕食後は、父のリクエストでカラオケルームへ。
- 一部屋1時間:1500円
父と母が一番多く歌っていたのが、なんだか印象的。

旅先で、こうして声を出して笑う時間があるのは、やはり良いと感じます。
もう一度、温泉へ
カラオケの後は、再び温泉。
夕食後の温泉は、やはり格別。
体が軽くなり、一日の輪郭が、ゆっくりとぼやけていきます。
夜は静かに、それぞれの時間へ
その後、両親の部屋へ立ち寄ったが、父はすでにうつらうつら、眠そうだったので、この日はここで解散。
私は自分たちの部屋へ戻り、眠っている娘の様子を確認。
起こさないよう広縁の椅子に座り、静かに日本酒を一杯。

外の景色は暗く、館内もすっかり静かです。
就寝前、最後の温泉
眠る前に、もう一度だけ温泉へ入るため、部屋の外へ。

暗くなった館内を少し歩く。

昼とはまったく違う表情を眺める。

その後、温泉に浸かり、体の芯まで温まったところで、また部屋へ。
布団に入り、そのまま自然に眠りにつきました。
次は、第三部・起床からチェックアウトまで。