はじめに
2023年7月9日。仙台一人旅の夜は、まだ終わらない。
昼から飲み歩き、仙台の空気にもすっかり馴染んだ頃。
「宿に帰る前に、もう一軒だけ、バーに行きたい。」
そう思い、通りを歩きながら目に留まった一軒へ。
国分町エリアに店を構えるSTAR BAR。

偶然の出会い。
しかし、こういう偶然こそが旅の醍醐味です。
国分町の夜とオーセンティックバー
仙台・国分町は、東北最大級の歓楽街。
居酒屋、焼肉、寿司、立ち飲み、スナック、クラブ……。
その喧騒の中に、静かに佇むバーがある。

重厚な扉。やや落とした照明。カウンターに並ぶボトル。
一歩足を踏み入れた瞬間、外の賑わいが遠のきます。
バーとは、街の中の“別世界”。
まずはジントニック
バーに入ったら、ほぼ必ず頼む一杯。
ジントニック。

その店の個性が最も分かりやすく出るカクテルの一つ。
- 使うジンの銘柄
- トニックウォーターの選択
- 氷の質
- ライムの扱い
- ステアの加減
すべてが味に直結します。
この日のジントニックは、非常に爽やか。
炭酸はきめ細かく、ジンのボタニカルが穏やかに香る。
暑い7月の夜にぴったりの一杯でした。
昼から飲み続けている身体にも優しいスタートです。
お通しを選べるという嬉しさ
こちらのお店では、お通しがつきます。
しかし特徴的なのは、メニューの中から自由に選べるスタイルであること。
これはバーとしては珍しい。
この日はピクルスを選択。

しっかりとした酸味。甘さは控えめ。カクテルの邪魔をしない味付け。
アルコールで鈍りがちな味覚を、軽やかにリセットしてくれる存在。
バーでのフードは“主役”ではなく“調律役”。
その役割をきちんと果たしていました。
マティーニで実力を見る
初めて訪れるバーでは、もう一杯必ず頼むカクテルがあります。
マティーニ。

シンプルゆえに誤魔化しがきかない。
バーテンダーの哲学が出る一杯。
ジンとベルモット。ステア。温度。希釈。
グラスに注がれた透明な液体は、凛とした佇まい。
口に含むと、シャープ。しかし角が立ちすぎない。
ベルモットの香りがほのかに残り、余韻が静かに消えていく。
美味しいマティーニでした。
その瞬間、この店は「当たり」だと確信です。
カウンターでの会話
バーの醍醐味は、酒だけではありません。
マスター、そして常連の方々との会話。

この日は、翌日に訪れる予定だった塩釜や多賀城について話を伺うことができました。
- 塩釜の観光ルート
- 市場でのおすすめ
- 多賀城跡の見どころ
観光ガイドには載っていない、地元ならではの視点。
旅先でこうした情報を得られるのは、バーならでは。
カウンターという距離感が生む、自然な会話です。
二杯で終える夜
この日は昼から飲み続けていました。
体力も考慮し、この店では2杯で終了。
ジントニック。マティーニ。
王道の構成。
バーで長居をしすぎないのも、一つの美学。
良い印象のまま、席を立ちました。
旅とバーの相性
なぜ旅先でバーに行きたくなるのか。
- 土地の空気を感じられる
- 地元の人と自然に話せる
- 一人でも居心地が良い
- 短時間でも満足できる
STAR BARは、その条件を満たしていました。
観光地価格の派手さではなく、日常の中にある本物です。
宿へ戻る道
夜風が心地よい。
国分町のネオンを背に、宿へ向かう。

この日の出来事を思い返しながら、静かに余韻を楽しむ時間。
そしてベッドに横たわり、深い眠りへ。
バーで締める夜は、なぜこんなにも満足度が高いのでしょう。
まとめ
2023年7月9日。
仙台一人旅の締めくくりに訪れたSTAR BAR。
- 爽やかなジントニック
- 美しいマティーニ
- 選べるお通し
- 心地よい会話
昼から飲み続けた一日を、静かに、上品に締めてくれました。
仙台で、宿に帰る前の一杯を探しているなら。
国分町で、落ち着いて飲めるバーを探しているなら。
また訪れたい一軒です。
ごちそうさまでした。