はじめに
12月28日、日曜日。年末が近づき、街全体が少しだけ慌ただしくなる頃。

この日は4人で、渋沢のエスタミネ・コゼットへ。

ランチタイムでの来店。

注文したのは ランチ限定コース 2,500円(税込)を3つ。娘は就寝中だったため、今回は大人だけでの食事となりました。
まずは、ハートランドビールで乾杯。

昼の一杯目のビールというのは、どうしてこうも美味いのでしょう。
喉を通る瞬間の軽さと、ほんのり残る苦味。「今日はいい時間になるな」と、最初の一口で分かります。
前菜・すでに“完成”しているという安心
コゼットの前菜は、毎回思うが安定感が段違い。

盛り合わせという形だが、どれもが主張しすぎず、しかし埋もれない。
- 素材の火入れ
- 酸味の使い方
- オイルの質感
どれを取っても雑さがない。正直に言えば、これだけでワイン1本はいけるクオリティ。

「前菜が美味い店は、最後まで外さない」
これはもう、経験則として確立しています。
パスタ・“お米のパスタ”という、少し意外な選択
続いてパスタ。

この日は お米のパスタ を使った一皿。
小麦とはまったく違う食感で、もっちり、しかし重くない。
トマトソースとの絡みも良く、「新しい」というより、「ちゃんと計算されている」印象。
妻がこれをかなり絶賛していたのも印象的。
奇をてらった感じはなく、でも家ではなかなか再現は難しい。
こういう“ちょうどいい違和感”は、外食ならではだと思います。
メイン料理・この店の真骨頂は、やはりここ
今回の主役は、文句なくメイン料理。
① ジャークチキン(私)
まずは、私が選んだ ジャークチキン。

ジャマイカの郷土料理として知られるジャークチキンだが、コゼットのそれは、スパイスの使い方が非常に上品。

香りはしっかり、辛味は控えめ。鶏肉はジューシーで、火入れが本当にうまい。
スパイス料理にありがちな「食べ疲れ」がなく、最後まで気持ちよく食べられる。
昼のランチでこれが出てくるのは、正直かなり贅沢だと思います。
② 小田原ソウダカツオのスパイス焼き・大井町ロマネスコのトマトソース(妻)
妻が選んだのは、魚料理。

小田原のソウダカツオ を使い、スパイス焼きにした一皿。そこに大井町のロマネスコを使ったトマトソース。

まず、素材の組み合わせがいい。ソウダカツオはクセが出やすい魚だが、スパイスとの相性が非常に良く、臭みは一切なし。
トマトソースも酸味が立ちすぎず、魚の旨味をちゃんと受け止めている。
見た目よりも軽やかで、白ワインが進みます。
③ Aus産牛肉のロース・マデラマスタードソース(妻の父)
妻の父が選んだのは、Aus産牛肉のロースト。

赤身中心の肉質で、噛むほどに旨味が出るタイプ。

そこに合わせるのが、マデラ酒を使ったマスタードソース。
甘みと酸味、そしてマスタードの刺激。肉を食べるためのソースとして、非常に完成度が高い。
これは、迷わず赤ワインです。
ワインの流れも、実に心地いい
ワインは、白と赤のデキャンタを同時に注文。

私と妻は白から。妻の父は赤から。

白を飲み終えたタイミングで、さらにスパークリングワインも追加。
デキャンタ1杯1,200円という価格設定も良心的で、昼から気兼ねなく楽しめるのがありがたい。

料理とワインの流れが本当に自然。

「飲まされている」という感じは一切ありません。
デザートとコーヒー・最後まで、きちんと
締めはプリンとコーヒー。

このプリンがまた、余計なことをしていない、王道タイプ。

カラメルの甘さも控えめで、食後にちょうどいい。

最後のコーヒーまで含めて、コース全体のバランスが非常に良かったです。
まとめ・渋沢で、“ちゃんとした昼ごはん”を食べたいなら
エスタミネコゼットのランチは、
- 気取らない
- でも、きちんと美味い
- 家族でも来られる
このバランスが本当に絶妙。
年末の慌ただしい時期に、こういう店でゆっくり食事ができるのは、それだけで贅沢だと思います。
渋沢という場所で、昼からこれだけ満足度の高い食事ができる店は、そう多くはありません。
マスター、また、必ず来ます!