はじめに
２０２５年３月５日、火曜日。
久しぶりに暖簾をくぐった「めん屋一徹」。
学生時代に深夜のゲームセンター帰りに寄った店。
あの頃の記憶は、雑多でどこか甘く、しかしラーメンのことだけはくっきりしている―今回の再訪は、そんな「時間のつながり」を確かめに行く旅でもありました。
外観と立地メモ
国道129号（東真土あたり）沿い、地元に根づいた店構え。昔からの場所で営業を続けている老舗感があります。
注）深夜営業・長時間営業の情報がある一方で、時期によって営業時間表記に差異があるため、訪れる場合は念のため直近の営業状況を確認されることをおすすめします。
注文：らーめん（スタンダード）
王道の一杯を。
配膳された瞬間、まず香るのは豚骨ベースの甘みを帯びた湯気。見た目はやや乳化したベージュ色で、濃厚すぎず程よいコクの印象を与えます。
刻みネギ、きくらげ（細切り）、チャーシュー、半熟玉子のハーフがトッピング。
麺は細身のストレートで、スープをまとって口に滑り込むタイプ。
表面のわずかな脂とスープの丸さで、麺と具材が自然に一体化します。
食べ進めるうちに気づく“懐かしさ”は、味そのものだけでなく、リズムのようなもの—箸を動かす速さや、レンゲでスープを掬う指の温度、カウンター越しに聞こえる厨房のざわめき。
昔と同じ店の匂いがどこか残っているのが嬉しくて、ついゆっくり味わってしまいました。
スープの特徴（私の所感とネットでの見立て）
- ベースは豚骨（トンコツ）で、醤油ダレが加わった「豚骨醤油寄り」の構成。しっかり煮出された旨味が芯にありながら、後口はしつこくない、というバランス。ネット上のレビューでも「豚骨ベースの醤油スープ」「独自の製法によるスープ」といった記述が見られ、まさに『一徹らしさ』を守る一杯であることが伺えます。
麺と具
- 麺：細ストレート。ゆで加減は「普通」でも歯ごたえが残り、スープ持ちが良いタイプ。
- チャーシュー：炙りや照りは強くないが、ほどよい塩気と脂の旨味があり、スープと馴染む。
- きくらげ：コリッとした食感がアクセントに。
- 味玉：均一に熱が入っていて、黄身はやや半熟で濃厚。スープの余韻と合います。
店の空気と回顧
今回は夕方の時間に伺いましたが、深夜営業をする店の雰囲気はやはり特別。
若い頃に寄っていた頃の「腹ぺこを満たすための儀式」的な食事と比べると、今は家族と行くことが多く、ラーメンはコミュニケーションのツールになっていると感じます。
それでも、一杯目のスープを飲んだ瞬間に学生時代の夜に戻れるのだから、食べ物の力は偉大です。
実用情報（訪問前のチェック）
- 所在地（参考）：平塚市東真土あたり（地図検索で「めん屋 一徹」を確認ください）。
- 営業時間に関しては掲載情報が分かれるため、特に深夜や早朝に訪れる際は、最新の営業時間を電話等で確認されることをおすすめします。
総評と推奨シーン
「昔の自分に会いに行くラーメン」─そんな言い方がしっくりきました。
学生時代の“夜食”としても、今のように思い出を語り合う“食卓”としても成立する懐の深さが魅力。
豚骨の安定感を求める方、深夜にしっかりした一杯を食べたい方には特に向いています。
個人的には、昔の“夜のルーティン”を懐かしみたい気分の日に、また行きたくなる一杯でした。
参考にした主な情報源
- ラーメン紀行（店舗情報・所在地などの参考）。
- Retty（営業時間・口コミ情報の参照）。
- 食べログユーザーレビュー（スープや麺に関するレビューメモ）。
