【伊東・杉国商店】オレンジビーチすぐそばで、朝のビールと干物を

【伊東・杉国商店】オレンジビーチすぐそばで、朝のビールと干物を

はじめに

2020年12月31日、大晦日。天気に恵まれた朝、伊東のオレンジビーチへ向かう途中。

いつものように杉国商店に立ち寄りました。

ここは海辺の散歩のついでにふらりと寄れる、干物屋兼食堂のようなお店。朝の冷たい空気、海の匂い、そして干物を炙る香り—そんな場面がすっと重なって、毎度ながら心が満たされます。

以下は、その日の出来事と、食べたものの感想、店の様子などを丁寧に記しておきます。

外せない店の特徴や実務的な情報は、記事の後半に要点としてまとめました。

店先と席のこと─海が見えるテラス席で

杉国商店はオレンジビーチの目の前にあり、海を眺めながら食事ができるのが何よりの魅力。

私が訪れた日は天気が良く、外のテラス席で干物とビールをゆっくり味わいました。

朝からビールを一杯、という贅沢もここではごく自然に許される時間帯(店は朝早くから営業しているため、朝ごはんがわりに利用している人も多いようです)。

テラス席からは砂浜と海が目の前。まさに「海辺で朝ごはん」をそのまま体現したような眺め。暖かな日差しの中で干物の香ばしさが立ち上がり、潮風に混ざるとその香りは不思議と落ち着きをもたらしてくれます。

この日の注文と全体の印象

この日は、下記を注文しました。

  • アジの開き(干物)1枚
  • さんまの丸干し 1本
  • 大盛りライス 1つ
  • 生ビール 2つ

干物が炙られた瞬間に立ち上る香り。口に運ぶと皮はパリッと、身はふんわりと脂がのっていて、塩加減もほどよく、実に満足度の高い朝食でした。

まずはさんまの丸干し。

皮と身の間に旨味が詰まっていて、魚の旨味をダイレクトに感じられる一品。

次にアジの開き。

脂のノリと火加減の妙が際立ち、どちらも「朝からしっかり満足できる」クオリティ。

大晦日の少し冷たい空気と、ほっとする温度の干物、ご飯のコントラストがとても良かったのを覚えています。

最後に生ビール。

地ビールや静岡のクラフト系が並ぶこともあるようですが、アサヒスーパードライ。

私たちもそうですが、隣の方も嬉しそうに生ビールを口にしていました。

海辺で干物とビール—この組み合わせが、私たちにとっては旅の良い幕開けになりました。

買い物(持ち帰り)と常連的楽しみ

杉国商店は干物の販売も行っており、私は宿で後で食べるための干物を買って帰りました。

手早くパッケージしてくださるので、そのままお土産にもなります。鮮度と味の良さゆえ、地元の方や観光客からも支持されているのだろうと感じます。

また、店には猫がいて、私たちが訪れたときも「三毛猫のみーちゃん」がのんびりと店先にいました。

地域によく馴染んだ看板猫的な存在で、ここを訪れる楽しみの一つに。

店と猫と海の風景が、なんともいえない“旅先の風情”を作り上げているのです。実際、訪問記を残すローカルブログやレポートでも、この店の猫や海辺の情景が語られており、朝の風景として愛好されているのが伝わります。

味の細かい所感(干物について)

  • 皮の食感:炙りたては皮目がパリッと心地よく、噛むと脂の甘みがじゅわっと拡がります。火通しの具合がよく、余分な水分が飛んで身が引き締まる一方で、ふんわりとした食感も残っていました。
  • 塩加減:保存食品である干物は塩が重要ですが、ここの味付けはやや控えめで、素材の旨味を活かすバランス。ご飯やビールと合わせても塩辛さを感じず、いつまでも箸が進みます。
  • 魚の選別:身質が良く、脂の乗り方にムラが少ない印象。日常的に扱っているからこその目利きが反映されているのでしょう。
  • 付け合わせ(ご飯):大盛りライスと合わせることで、箸のリズムが生まれ、満足感が増幅します。朝の食事として、十分に満腹になれる構成です。

店舗情報(実務メモ・確認ポイント)

  • 場所:オレンジビーチの目の前。海が見える立地です。
  • 営業時間:早朝から夕方までの通し営業で、朝食利用も可能。訪れる人のレビューや地域の案内では、朝7時台から営業している記録もあります(季節や日によって変動する場合があるため、訪問前に確認をお勧めします)。
  • 定休日:無休と案内されている情報が見つかりますが、年末年始など特別期間は確認ください。
  • テイクアウト:干物の販売があり、持ち帰り用に購入可能。焼き直し用に買えるのは旅先として非常に便利です。

まとめ(私的な総括)

杉国商店は、ただの“魚屋”でも“食堂”でもなく、「海辺の朝を楽しむための場」だと私は感じています。

干物を炙る香り、海を眺める時間、テラス席の空気、看板猫の佇まい—すべてが一体になって、ここで過ごすひとときを特別なものにしてくれます。

大晦日の朝、寒さの中で口の温まる干物とあたたかいご飯を味わい、静かな喜びで地元のビールを飲んでいると、旅行という行為のささやかな豊かさを改めて噛み締めました。

旅先で「気に入った店がある」ことは、とても大切。杉国商店は、私たちにとってまさにそういう店の一つ。

伊東の海へ行く機会があれば、朝の時間にぜひ立ち寄ってみてください。海を眺めながらの干物とビール(もしくはご飯)は、簡単ながら確かな満足を約束してくれます。

参考・出典(主に店舗情報の確認に用いた公開情報)

  • 店舗情報・営業時間など(地元ブログ・レポート)。オレンジビーチの目の前で朝から利用できるという記述あり。
  • Retty(杉国商店の店舗ページ:営業時間などの案内)。

注)体験談部分は当日の私自身の訪問記録に基づきます。営業時間や提供メニューは時期や曜日により変動することがあるため、最新の情報は店舗へ直接ご確認ください。

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