はじめに
2025年9月19日〜20日、焼津へ一泊してまいりました。
今回の宿泊先は「焼津温泉やいづマリンパレス(Yaizu Marine Palace)」。
到着から夕食前までを、できるだけ丁寧に、細部まで書き留めます。チェックインの所作や館内の導線、客室からの眺め、そして食事前に入った温泉の回数と感想—これらを順を追ってお読みください。
到着・チェックインの印象(駅からの導線と第一印象)
焼津駅から歩いておよそ5分、駅前の通りをまっすぐ進むと、白い外観の建物が見えてきます。徒歩でのアクセスがよいため、荷物の多い家族連れでも移動の負担が少なく、観光の拠点として便利な立地です。
周囲には魚市場や寿司店など、焼津ならではの海産物を扱う店が点在しており、街の雰囲気自体が「海の町」らしさを感じさせます。アクセスの良さと立地のメリットは、実際の滞在でも大きな安心感につながりました。
フロントで簡単な手続きを済ませると、スタッフの方がにこやかに館内の案内をしてくださいました。チェックインは標準的に15:00から(プランにより前倒しあり)で、チェックアウトは10:00。館内の掲示や案内のわかりやすさは、初めての宿泊でも落ち着いて行動できる要因になっています。
客室へ(部屋のつくり・設備・窓からの眺め)
今回案内されたのは和室の落ち着いた客室でした。
畳の香りと、必要最低限の機能を備えたシンプルさが心地よく、ベッド派の方には和洋室の選択肢もあるようです(客室数は概ね20室前後で、規模感はコンパクト)。
窓からは天気によっては富士山の稜線も見える日があるという情報があり、海沿いの宿らしい眺望が魅力です。実際、窓辺に座っているだけで、旅のスイッチが入るような感覚になりました。
客室の備品は必要十分で、テレビ・冷暖房が整えられていました。今回、家族3人での利用でしたが、子どもが小さい場合でも畳スペースがあると親が動きやすく、夜の寝かしつけなどもスムーズに進みます。館内Wi-Fiの有無や電源の配置など、執筆作業をする際に便利なポイントもきちんと押さえられていました。
温泉(食事前に3回入った)—湯質と回数の記録
この日の私たちは、食事前に合計3回、温泉に入りました。滞在中に何度でも入浴できるという利便性を活かし、時間帯をずらして泉質と浴場の雰囲気を確かめています。
やいづマリンパレスでは「焼津温泉」を名乗る湯が引かれており、ナトリウム塩化物泉に分類されるやや塩分のある湯が特徴です。肌にまとわりつくようなしっとり感があり、湯上がりの肌触りがよく感じられました。泉質や効能の記載を見ると、関節痛や筋肉痛、冷え性などに効能があるとされており、湯の温まり方はしっかりしている印象です。
1回目(到着直後)—短時間の慣らし
チェックイン後、まずは軽く身体を流すつもりで大浴場へ。午前の移動疲れを落とすために、短めに湯に浸かりました。浴場は清潔で、洗い場のスペースも十分。脱衣所のロッカーも使いやすく、ストレスがありません。
2回目(昼過ぎ)—ゆったりと長めに
館内での昼下がり、時間を置いてもう一度。今度は長めに湯に浸かりました。湯は塩分を感じさせ、血行が促される実感があり、身体の疲れが芯からほぐれていくようでした。浴槽で長めに湯に浸かることでリラクゼーションを後押しします。
3回目(夕方・食事前)—締めの一風呂
夕食前にもうひと風呂。短時間で汗を引かせ、食欲を整えるための“締め”としての入浴です。湯冷めしないように体を丁寧に拭き、浴衣に着替えてから食事会場へ向かいました。館内には入浴可能時間が広くとられており、24時間入浴可の告知もあるため(プランや設備の都合で一部制限がある場合あり)、時間を気にせずに湯を楽しめる点がありがたかったです。
(備考)浴場の運用や湯の管理は循環濾過を併用して行われている旨の表示があり、衛生面についてもきちんと配慮されている印象を受けました。
館内の共用スペースと過ごし方
大浴場のほか、ロビーラウンジや中広間、宴会場的なスペースが確保されており、読書をしたり、簡単な執筆メモを取ったりするのに困りませんでした。
ロビーには浴衣や地元観光のパンフレット、周辺の食べ歩き情報などが置かれており、焼津の魚市場や寿司店への足を延ばすプランも自然と浮かびます。ホテルの規模は大きくありませんが、その分、スタッフの目が行き届いており、温かみのある接客が印象的でした。
夕食前の心づもり(期待と導線の確認)
夕食は地元・駿河湾の海の幸を中心とした供給が評判のため、どのような献立が並ぶか非常に楽しみにしておりました(夜の提供は会席あるいは定食形式で落ち着いている、という評判が多く見受けられます)。
チェックイン時に配られた案内に目を通し、テーブルの位置や開始時間、子どもの配慮が可能かどうかを確認。小さな子連れでも対応していただける点が事前に分かっていたため、食事前の準備も安心して整えることができました。
小さな気づきとメモ(設備面のリアルな感想)
- 駐車場があり車でのアクセスにも便利。台数に制限があるため車で行く場合は注意が必要です。
- 客室数がコンパクトで、館内の導線が短く移動しやすい点は、小さな子ども連れにはありがたい仕様だと感じました。
- 食前の浴を三度入ることで、湯冷めしない入浴タイミングの取り方(短め→長め→短め)を実践でき、実用的な“滞在の回し方”としておすすめできます(特に寒暖差の激しい季節に有効)。
まとめ(チェックイン〜食事直前までの総括)
チェックインから夕食前までの時間は、旅の“準備と期待”が最も膨らむ時間帯だといつも思います。
やいづマリンパレスは駅近で立地がよく、湯の質がしっかりしており、館内のホスピタリティも丁寧。今回、食事前に三度温泉を楽しめたことは、滞在の満足度を大きく押し上げてくれました。
夕食では駿河湾の海の幸が待っているはずですから、これからの時間がいっそう楽しみです。料理の細部は次回のレポート(夕食編)で詳述いたします。