法人設立をひとりでやってみた話(その五)

法人設立をひとりでやってみた話(その五)

〜税務署への届出は公認会計士の先生に任せてみた〜

法人設立に向けたさまざまな手続きが少しずつ形になってきた頃、次に控えていたのは税務署への各種届出でした。

法人として事業を始めるうえで必要な「法人設立届出書」や「青色申告の承認申請書」など、複数の書類を期限内に提出しなければなりません。

また、これらの手続きを怠ると、税制上の優遇措置が受けられなかったり、後々の申告に支障が出ることもあります。

正直なところ、書類の種類や内容が多く、初めての私にはハードルが高く感じられました。

「どの書類をいつまでに出せばいいのか」「申告方法や届出の内容が合っているのか」など、不安は募るばかり。

よって、これに関しては、お世話になっている公認会計士の先生に相談することにしました。

先生は法人設立の手続きに慣れておられ、私の状況を丁寧にヒアリングしたうえで、「税務署への届出は全てこちらで代行しましょう」と快く引き受けてくださいました。

プロに任せることで、手続きミスの心配がなくなり、精神的にも大きな安心感を得ることができました。

さらに、会計士の先生からは、今後の法人運営に必要な税務の基本や注意点についてもアドバイスをいただき、「設立直後から正しいスタートを切ることがいかに大切か」ということを改めて実感しました。

税務署への届出を任せることで、私はその間に別の手続きや事業の準備に集中することができました。法人設立の手続きは決して一人で全部やらなければならないものではないということを身をもって知り、必要に応じて専門家の力を借りることの重要性を感じた経験でした。

これから法人設立を考えている方には、「できるところは自分でやる、専門的で不安なところはプロに任せる」そんなバランスのとり方がとても現実的で効率的だとお伝えしたいです。

次回は、私自身がオンラインで進めた社会保険の手続きについて書いてみようと思います。

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