- 2025.08.06
「汗をかく」と「水に触れる」浄化という感覚
発汗と水中感覚、それぞれの“浄化力” 私たちは、なぜ「汗をかく」とすっきりとし、「水に入る」と安心するのでしょうか。 プールで泳ぎ、サウナで汗を流すということを続けていると、そこには単なる運動やリラックスを超えた「何か」があるように感じられてきます。 それは、身体的な変化以上に、精神的な感覚の変化。 […]
けいさんのブログ 食べ歩き・飲み歩き・温泉・サウナ・経営
発汗と水中感覚、それぞれの“浄化力” 私たちは、なぜ「汗をかく」とすっきりとし、「水に入る」と安心するのでしょうか。 プールで泳ぎ、サウナで汗を流すということを続けていると、そこには単なる運動やリラックスを超えた「何か」があるように感じられてきます。 それは、身体的な変化以上に、精神的な感覚の変化。 […]
サウナでは「汗をかききる」べきなのか サウナが好きで通っておりますと、ふとした疑問が湧いてまいります。 「サウナって、汗をたくさんかいた方が良いのだろうか?」 あるいは、「汗をかききって“出し切った”感覚が大事なのか?」という問いです。 本日は、このテーマについて、発汗の仕組みや身体の反応に触れなが […]
はじめに 7月29日、火曜日。 この日は久しぶりに、家族三人で「万葉の湯はだの」へと足を運びました。 娘が生まれてから2回目の本格的な温泉取材。滞在時間はほぼ丸一日。たっぷりと湯に浸かり、食事をし、館内で過ごしながら、静かな時間の流れを味わいました。 本日はその様子をレポートします。 10時の入館を […]
あの頃のプール、そして今 プールというものに、私はどこか“時間のにおい”を感じます。 塩素の匂い、少しざらついたコンクリートの床、滑り止めのマット。水面のきらめきと反射音、そして子どものころの遠い記憶。 小学校の授業、夏休みの市民プール、家族で出かけたレジャー施設。 プールはいつも、どこか特別な場所 […]
泳いだあとに入るサウナー整いの逆順 これまで、サウナから整いに向かうという流れについて何度かお話ししてきました。 ふと流れを変えてみたくなりました。 それはプールで泳ぎ、身体を動かしたあとに、サウナに入ってみるということ。 これが想像以上に、深く穏やかな整いへとつながることに気づきました。 火を灯す […]
サウナでは“無になる”、プールでは“自分の状態に気づく” サウナに入っているとき、私は「何も考えない」状態に向かいます。熱と静けさが、意識のノイズをゆっくりと焼き切ってくれるようで、気がつけばただ、そこに“いる”だけの自分に出会います。まさに“無”の感覚です。 一方、プールでは少し違った感覚がござい […]
泳ぐという瞑想──整うのはサウナだけじゃない 夏になりました。 この季節は静かなプールに身を沈める機会が多くなります。鼻からゆっくりと息を吐き、水の抵抗を感じながら腕を前へ伸ばしていく。そのまま平泳ぎのリズムで、水をかく、伸ばす、息を吸う。この繰り返しに集中していると、不思議と心が整ってまいります。 […]
朝の海と静かな帰路、そしてこの旅の意味 旅の朝は、どこか特別です。 窓の外に広がる海 海が、いつもよりも静かに見えるのは、きっと心が少しだけ整っているから。この日の朝もまた、熱川の空気に包まれながら、ゆっくりと始まりました。 朝の湯に、もう一度 まだ薄暗いうちに目が覚め、ひとり温泉へ。 館内は静まり […]
静寂と灯、ふたりで整える夜の時間——露天の風とグラスの音 夕食を終え、ひと息ついた夜の時間 この日の締めくくりは、私たち夫婦ふたりで過ごす“ちょっとだけ特別な夜”でした。 娘は祖父母と部屋でゆっくり過ごしてくれていたので、私たちは外の空気を吸いに、そっと部屋を出ました。 向かうのは、宿の名物である貸 […]
夕餉の記憶、海の幸と三世代の食卓にて 温泉に浸かり、湯上がりのラウンジでの一杯と軽食を楽しんだあとは、いよいよお待ちかねの夕食の時間。 熱川セタスロイヤルの夕食は、広々としたホールでいただくバイキング形式。海と山の恵みをふんだんに取り入れた品々が並び、ドリンクもアルコールを含めて豊富に用意されていま […]
部屋、温泉、そして昼の一杯。心がほぐれる、宿での午後 熱川の海でのひとときを経て、15時前には宿のロビーへ。 「熱川セタスロイヤル」は、チェックインの15時より少し早く着いてしまった私たちにも、親切に対応してくれました。 娘はすでに祖父母と一緒。初めての着物。 そのおかげで、私たち夫婦は落ち着いて館 […]
夏の海へ…西湘バイパスを抜けて…三世代で迎えた静かな始まり 2025年7月8日、火曜日。 朝から気温が高く、夏本番の気配がじわりと立ち上るような朝。 この日、私たちは三世代での小旅行に出かけました。同行したのは、私と妻、1歳の娘、そして私の父と母。計5人での旅です。 目的地は、伊豆・熱川温泉にある「 […]
湯気の中で拾う、ことばのかけらたち サウナにいると、不思議と“言葉”が浮かびます。 それは日常の中では意識しなかった単語だったり、いつかどこかで読んだ比喩、あるいは、まったく新しい造語のような音の連なりだったり。 身体が熱に包まれ、頭が空白に近づくと、本当に必要な語彙だけが、ぽつりぽつりと浮かんでく […]
書くことに詰まったら、サウナへ 日々ブログを書く、教材をつくる、案内文を整える。 書く仕事というのは、思っている以上に“詰まり”との戦いです。 言葉が出てこない。構成が組めない。伝わる気がしない。 そんなとき、私は湯気の中に逃げ込むように、サウナへと向かいます。この数年で気づいたのは、サウナというの […]
湯気の向こうに浮かぶ「ことば」 湯気の中にじっと座っているとき、あるいは、外気浴で静かに風を感じているときーふと、「ことばが浮かぶ」瞬間があります。 意図せず、思いがけない角度から、何かの断片がやってくる。忘れていたアイデア、迷っていた選択、頭の片隅にあったあの言い回し。 サウナとは、そういった“思 […]
「どこで、ととのうか」について考えてみる サウナに通うことが習慣になると、自然と“自分に合った場所”を探すようになります。 今日は、そんな「施設との相性」や“混んでいるサウナ”との付き合い方、そして“日常の延長としてのサウナ”と“非日常としてのサウナ”のちがいについて、少し書いてみようと思います。 […]
はじめに 英語を教える仕事というのは、頭を使うだけでなく、感情の整理や言葉の調律のような作業も必要とされる場面が多々あります。 思春期の生徒と向き合い、読解と文法の隙間にある「伝える力」を育てようとすれば、自分自身の内側がどこかでととのっていなければならない。そんなふうに考えることが、年々増えてまい […]