はじめに
1月6日、火曜日。この日は一泊二日での湯河原温泉旅行。
過去にも数回訪れたことのあるこの温泉地は、静かな時間と温泉街の風情が心地よく、私にとって、何度でも足を運びたくなる場所。
中でも、強烈に印象に残る湯が 「ままねの湯」。
非常に熱く、一度入ると身体の芯まで温まり、疲れや古い疲労感を洗い流してくれるような泉質です。
このままねの湯から歩いて近くにあるのが、今回初めて訪れた「食事処かとう」。
温泉前の一食として最高の時間になりました。
まずは飲み物から─昼酒のはじまり
店に入り、身体が温まった後、乾いた喉を潤すのはやはり酒。
まず頼んだのは、
- 瓶ビール・アサヒスーパードライ … 650円
- 日本酒 1合・天青風露本醸造 … 600円
「昼酒」という言葉が似合う、至福の最初の一杯目です。
アサヒ スーパードライ は、シャープなキレ味と軽快な喉越しが特徴。
昼の1杯目にビールを頼むとき、この爽快さは何物にも代えがたいものがあり、脂っこさや温泉での熱さを、一瞬でリセットしてくれます。
その後にいただいたのは、天青 風露(てんせい ふうろ)本醸造。
天青は、神奈川県・熊澤酒造が手掛ける銘柄で、やわらかな香りと優しい口当たりで知られています。
「風露」という名前が添えられたこの本醸造は、軽やかながらも米の旨味がほどよく感じられ、フライのあとにもスッと寄り添ってくれました。
一皿目 ─ 海鮮フライ盛り合わせ定食(1,800円)
さて、早速ですが、この日のメインディッシュ。
写真の通り、存在感たっぷりの海鮮フライ盛り合わせ定食。
内容は以下のようなラインナップ:
アジフライ・カマスフライ・海老フライ・牡蠣フライ
ご飯
豚汁
タルタルソース
まず驚いたのは、このタルタルソースの美味しさ。
クリーミーでありながら酸味がしっかり効いていて、フライの脂と絶妙なバランスを見せるタイプです。
多くのタルタルソースが「ただただマヨネーズ感」で終わる中、かとうのそれは違いました。
しっかりとした卵感、細かく刻まれたピクルス、絶妙な酸味と塩味、そして口の中で残るコクの余韻。
これはビールとの相性が抜群です。
アジ & カマス ― 2種の魚の魅力
まずアジフライ。
ふっくらとした身と衣の軽やかなサクサク感、そこにタルタルを絡めると、油の重さが爽やかに中和されます。
一口目から「これだけでビール1杯いける」と思わせる完成度です。
次にカマスフライ。
カマスは細長い魚ながら、脂の乗りがよく、“白身魚のフライ” としての存在感がしっかりあります。
タルタルとの組み合わせはもちろん、塩とレモンだけでも十分に味わい深い。
この2種の魚フライは、「揚げ物」という共通項を持ちながら、それぞれの持つ味わいの違いを感じさせてくれました。
海老 & 牡蠣 ― 海の幸、香りと旨味
続いては海老フライと牡蠣フライ。
海老はぷりっとした食感と甘みがあり、醤油や塩だけでも十分に楽しめるタイプ。
個人的には、日本酒〈天青 風露〉と合わせると最高という組み合わせでした。
そして牡蠣フライ。
牡蠣特有の濃厚な旨味が衣のサクサクと融合し、噛むほどにじんわりと口の中に海の香りが広がります。
牡蠣のフライは、タルタルよりも醤油を軽く垂らしていただくのが私の好み。
日本酒とも合う、贅沢な一口でした。
脇役の充実度 ― 漬物・味噌汁・小鉢
和食の定食を味わうときに、主役だけでなく「脇役の充実度」も満足度に大きく関わります。
この海鮮フライ定食についてきた豚汁は、具がたっぷりで、風味がしっかり感じられました。
揚げ物の合間に飲む豚汁というのは、不思議と心を落ち着けます。
小鉢は優しい味の冷奴。醤油だれがほんのりと香り、揚げ物の余韻を軽やかに整えてくれました。
漬物は定食らしいアクセントとして、口の中をリフレッシュさせる役割を担っていました。
このバランス感は、単に「量を満たす」のではなく、味のバランスを整えるための配置と感じられます。
サイドメニュー・肉系揚げ物も充実
注文は海鮮フライだけではありません。
これに加えて、
- 和牛入りメンチカツ 300円
- コロッケ 200円
も注文。
海鮮フライと合わせることで、「揚げ物祭り」的な楽しさが倍増します。
和牛入りメンチは、噛んだ瞬間に肉汁と肉の旨味が溢れ、海の幸とは違う“陸の旨味” を感じられる存在感。
これを醤油とカラシで食べたのですが、何にでも合う、“万能の揚げ物”だと思いました。
一方のコロッケは、家庭的なやさしい甘さと芋のねっとり感が魅力で、主役たちの間をしっかり繋ぐ“箸休め”のような働きをしてくれました。
まとめ─温泉前の満足度の高さ
湯河原・食事処かとうでの昼食。
温泉に入る前の身体を「味と酒」で満たすという、とても贅沢な時間となりました。
- 海鮮フライ盛り合わせの多彩な魅力
- タルタルソースの深い美味しさ
- ビールと日本酒、それぞれの酒との相性
- 脇役の豚汁・漬物・小鉢が支える統一感
- 肉系揚げ物の豊富さ
すべてが、満足度として高いレベルで成立しています。
気になるメニューもまだまだあります。
隣の加藤精肉店ではテイクアウトもできます。
湯河原で立ち寄る“定番の一軒”になると思いました。
地元の人が集う理由も納得です。ごちそうさまでした。
自分用メモ(業務記録)
日付:2026年1月6日(火)
店舗:湯河原・食事処かとう
来店形態:ランチタイム取材
注文詳細
- 瓶ビール(アサヒ・スーパードライ):650円
- 日本酒 1合(天青・風露本醸造):600円
- 海鮮フライ盛り合わせ定食(アジ・カマス・海老・牡蠣):1,800円
- 和牛入りメンチカツ:300円
- コロッケ:200円
- お通し(枝豆):100円
- 合計金額:約3,650円(現金・税込)
評価ポイント
- タルタルソースの完成度が非常に高く、ビールとの相性抜群
- フライ4種(アジ・カマス・海老・牡蠣)の食べ比べが楽しい
- 天青 風露の本醸造はフライ類と合わせやすく、口清涼感が◎
- 脇役(味噌汁・小鉢・漬物)のバランスが優れている
- サイドの肉系(メンチ・コロッケ)追加で満足度が上がる
次回検証案
- 別のドリンク(ハイボール)との組み合わせ検証
- 海鮮フライ単品 vs 定食の比較
- 温泉帰りのランチで利用しやすい時間帯の分析
領収証