【渋沢・阿闍梨(あじゃり)】締めの一杯、新みそラーメン

渋沢の夜に出会う “新みそラーメン”

渋沢という街は、昼と夜がうまくつながる場所。

昼はワインを楽しみ、夕方には日本酒で和らぐ。

そして、その日の終わりに、ふと空腹感を覚える。

そんな旅路の締めとして選んだのが、阿闍梨(あじゃり) のラーメンでした。

この日は、昼に妻の父とワインを、夕方には私の両親と日本酒を楽しみ、すでに十分に満足。

ただ、どこか「もう一口」を欲する胃袋がありました。

そんなときに思い出したのが、阿闍梨の新みそラーメンです。

「新みそラーメン」とは何か

阿闍梨(あじゃり)は、神奈川県・渋沢に根ざした人気ラーメン店。

この店の看板のひとつが、新みそラーメンです。

ネット上の評価や食べログなどの口コミを見ても、「味噌の旨味が深い」「ニンニクが効いている」「締めの一杯に最適」といった声が多く見受けられます。

味噌ラーメンというと、札幌や旭川など北海道系の重厚さを思い浮かべる人も多いかと。

ですが、阿闍梨のそれは、神奈川という土地柄のバランス感覚が加わった味噌ラーメン

しっかりした味噌のコクと、濃厚さの中に軽やかな飲み口がある─これが新みそラーメンの第一印象です。

まずは見た目から感じる印象

丼を目の前にしてまず感じるのは、湯気とともに立つ香りの厚み

茶褐色のスープの奥から、ニンニクと味噌の香りがふわりと立ち上ります。その匂いは、疲れた身体に自然と染み込むようで、「これは締めの一杯として理にかなっている」と感じさせてくれる。

麺の上には、刻みネギ、メンマ、そしてチャーシュー。全体のルックスは決して派手ではありませんが、どこか“定番の安心感”がある佇まいです。

スープ — 味噌の濃厚さとニンニクの共演

一口目に感じるのは、味噌と出汁の深い旨味。

しかし、それは単純な「濃さ」ではありません。

まず、味噌のコクがありながらも、塩味だけが前に出るのではなく、丸みのある甘みと複雑な出汁感が同時に伝わる。

そして、良質なニンニクの香味が重なり、味噌スープの底にしなやかなアクセントを与えてくれる。このニンニクは、決して「強烈すぎる主張」ではなく、味噌の旨味を引き立てるためのスパイスとして機能しています。

味噌ラーメンの魅力は、「濃厚さ」と「飲み応え」と「余韻」のバランスにありますが、阿闍梨のそれは、どちらか一方に偏らず、全体が調和した味わいといえるでしょう。

麺 — スープを抱き上げるちょうど良い太さ

麺は中太のストレート寄り。すすった瞬間、スープの香味と一体になる設計。

味噌ラーメンの場合、スープが濃厚な分、麺との絡みが重要になりますが、阿闍梨の麺はまさにその条件に合致しています。

濃い味噌スープの中でも、麺が自己主張しすぎず、適度に味を持ち上げてくれる。

これは、締めの一杯として非常に大切な要素。飲んだ後に「重い」と感じさせない一方で、食べ終えたあとに満足感を残してくれます。

具材 — ネギ・メンマ・チャーシュー

刻みネギは、味噌の重厚さを程よく中和する役割を果たし、さっぱり感を演出。

メンマはコリッとした歯触りで、濃いスープとのリズムを作るアクセント。

チャーシューは、噛み応えと旨味が共存するタイプで、スープと一緒に味わうことで余韻を深めてくれる。

いずれも突出した存在ではありませんが、ラーメン全体の完成度を高める重要なピースです。

追加 — かき揚げと味付け玉子・餃子

過去にはかき揚げと味付け玉子を追加したことがあります。

その時には同時に餃子も。

そこで気づいたのです。新みそはシンプルな方が〆には良いということを。

それ以来、追加注文をすることはなくなりました。

飲んだあとに食べるという贅沢

この日は、昼にワイン、夕方に日本酒という流れで過ごし、身体の中には十分な満足感が蓄積されていました。

それでも、食事の締めに新みそラーメンを選んだ理由は、やはり 「胃袋が求める”まとまり”」 にあります。

  • 味噌の旨味
  • ニンニクのアクセント
  • 麺とスープのバランス
  • そして味変の余韻

これらがすべて、身体が「締めるべき一杯」と判断する材料になったのだと。

単なる空腹の解消ではなく、旅の時間をきちんと完結させるための一杯

阿闍梨の新みそラーメンは、そんな食べ方を許してくれる一杯でした。

まとめ

渋沢・阿闍梨の新みそラーメンは、単なるラーメンの延長ではありません。

旅の途中、昼の余韻、夕方の余白、そして夜に辿り着く「締めの一杯」として成立する、バランスと満足感を兼ね備えた一杯

味噌ラーメンが好きな人はもちろん、「飲んだあとの一杯って、どう選べばいいのか」という問いを持つ人にも、ぜひ試してほしい。

飲んだ後のラーメンとして、これほど安心して薦められる一杯は、そう多くはありません。

自分用メモ(業務記録)

日時:2025年12月28日(夜)
店舗:阿闍梨(渋沢)
来店形態:単独・締めの一杯

注文

  • 新みそラーメン(単品)

評価ポイント

  • 昼・夕方の飲みを経た締めの一杯として理にかなった味
  • 味噌のコク+ニンニクのアクセントが飲んだあとに心地よい
  • 麺とスープのバランスが締めラーメンとして優秀

次回検証案

  • 名物かき揚げトッピングとの相性を再検証
  • 餃子とセットでの締めラーメン構成(体感負担を含め)
  • 他提供時間(深夜帯)の混雑・提供スピード分析

備考

  • 旅・飲みの締めラーメンとして再訪性高め
  • 料理カテゴリとして「締めラーメン」シリーズに組み込み可

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