【伊勢志摩・的矢かきテラス】生牡蠣か蒸し焼き牡蠣か

はじめに

12月15日、月曜日。

冬の伊勢志摩を訪れる理由は、いくつかあります。

景色、空気、そして食。

その中でも、この季節にどうしても外せないものがあるとすれば、それはやはり―牡蠣でしょう。

この日向かったのは、的矢かきテラス

漫画『美味しんぼ』コミック5巻にも登場する場所として知られ、牡蠣好きであれば、一度は名前を耳にしたことがあるであろう歴史ある場所です。

的矢という土地と、牡蠣の関係

的矢湾は、三重県の中でも牡蠣の名産地として知られています。

入り組んだ地形、穏やかな海流、栄養豊富な海。これらが揃うことで、牡蠣の育成に適した環境が整っています。

中でも「的矢かき」は、三重ブランドとして確立された存在。

大きさ、身入り、味の濃さ。どれを取っても安定感があり、「外さない牡蠣」として評価されています。

その牡蠣を、最も分かりやすい形で味わえるのが、この的矢かきテラスです。

注文したもの

この日の注文は、以下の3点。

三重ブランド 的矢かき・殻付生かき(5個)

鉄鍋蒸し焼き牡蠣(5個)

日本酒 半蔵 志光

生と火入れ、両方をしっかり味わう構成。そして、私は運転のため、日本酒は妻が担当。

合計は4710円。内容を考えれば、納得感のある金額です。

生牡蠣 ― 文句なし、という表現が一番近い

まずは、生牡蠣から。

殻を開けた瞬間の見た目。身の張り、色合い、そして水分量。

「これは、間違いないな」と思わせてくれる第一印象。

実際に口に運ぶと、臭みは一切なく、ミネラル感と甘みがじんわりと広がる。

派手さはない。しかし、雑味もない。

牡蠣の良い部分だけを、きちんとまとめた味です。

レモンを少し絞るだけ。たまにガリぽん酢。

素材の強さが、そのまま伝わってきます。

蒸し焼き牡蠣 ― 今回の主役は、こちら

ただし。

今回、私の中で最も印象に残ったのは―鉄鍋蒸し焼き牡蠣でした。

火を入れることで、牡蠣の旨味が凝縮され、生とはまったく別の表情を見せます。

身はふっくらとしながらも、水っぽさはなく、噛むごとに旨味が増していく。

「牡蠣って、こんなに甘かったか」と、思わされる一口。

結果として、私が食べた割合は、生牡蠣2:蒸し焼き牡蠣3

妻はその逆で、生牡蠣3:蒸し焼き牡蠣2

好みの違いが、はっきりと出たのも面白いところです。

日本酒・半蔵と牡蠣

日本酒は、妻が注文した「半蔵 志光」。

ひと口飲んで、すぐに一言。

「牡蠣との組み合わせ、最高!」

華やかすぎず、重すぎず。牡蠣の旨味を邪魔せず、後味を整えてくれる酒。

主張しすぎない。しかし、確実に仕事をする。

牡蠣と酒の関係は、こうあるべきだと感じました。

少し寒い、テラス席という選択

この日は、正直に言えば、少し寒かったです。

それでも、あえてテラス席を選びました。

海を目の前に、潮の香りを感じながら、牡蠣を食べる。

これも、的矢かきテラスの楽しみ方のひとつ。

完全な快適さではない。しかし、その分、記憶には強く残ります。

テラス、海、牡蠣。そして、写真。

気がつけば、かなりの枚数を撮っていました。

牡蠣を食べるという体験

牡蠣は、ただの食材ではありません。

土地、季節、環境。それらすべてを、まとめて口に運ぶ行為。

的矢かきテラスは、その体験を、とても分かりやすく提供してくれる場所。

観光としても良し。食としても良し。

「冬の伊勢志摩で、何を食べるか」と、聞かれたら、この場所は、迷わず候補に挙げたいと思います。

自分用メモ(業務記録)

  • 冬季限定感が強く、季節記事として非常に使いやすい
  • 生牡蠣と蒸し牡蠣の食べ比べ構成は、記事に向いている
  • 夫婦で好みが分かれた点は、読者目線で共感を得やすい
  • テラス席の寒さは正直に書いた方がリアリティが出る
  • 写真素材が豊富(牡蠣、海、テラス)で、構成の自由度が高い
  • 「美味しんぼ登場店」はフックとして有効だが、前面に出しすぎない方が品が保てる

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