はじめに
10月25日、土曜日。
Oasis東京ドームの日、ふらりと歌舞伎町の夜道を歩いていると、朝まで営業の看板と白い暖簾に導かれて暖簾をくぐってしまいました。
お店は地元で「ちゃん系」と呼ばれるラーメン文化の一角に位置するえっちゃんラーメン。(店頭表記にピリオドがつくのがトレードマーク)。
今回いただいたのは「中華そば(大盛り)/アブラ多め」(1,000円)と、大ビンのサッポロ赤星(600円)。
以下、丁寧に、かつ長めにレポートします。
到着の風景と店の空気感
歌舞伎町の喧噪から一歩入ると、店内はカウンター中心の簡潔な造り。券売機式で入りやすく、客層は仕事帰りや飲み歩きのあとに寄る一人客が多い印象です。
店頭やレビューで“24時間営業媒体”として紹介されることが多く、深夜・早朝にラーメンが恋しくなったときの「駆け込み寺」的存在として地元に根付いている様子。ただし、営業時間や営業形態は変動することがあるため、来店前に確認するのが安心です。
注文の選択肢とその理由
今回のオーダーは以下のとおりです。
- 中華そば(大盛り・アブラ多め)……1,000円
- サッポロ赤星(大ビン)……600円
「アブラ多め」は、家系やちゃん系で見かける“脂の調整”のひとつで、スープにコクと口当たりの厚みを出すためにお願いしました。飲んだ後の〆として「麺+ライス」的に食べるのではなく、今回は赤星と合わせる“締めの一杯”を狙ってのチョイスです。
多くのレビュアーが「もり中華」のボリューム感や具材の豊富さ、味の濃さを指摘しており、夜の〆に頼む人が多いのも納得です。
ビール(サッポロ赤星)と合わせる理由
サッポロ赤星(ラガーの大瓶)は苦味と麦の旨味のバランスが良く、やや重めのラーメンスープと合わせると口の中をすっと整えてくれます。
今回は脂濃いめの一杯にしたため、赤星のシャープな切れ味があることで、麺を割ったあとの余韻が軽やかになりました。
赤星は居酒屋・ラーメン店で定番の取り合わせで、ビールの温度管理やグラスの冷え具合が良ければ、それだけで満足度が上昇します。レビューでも「赤星と中華そばの相性」を評価している声が散見されます。
中華そば(大盛り・アブラ多め)— 見た目・香り・ファーストインプレッション
供された丼は、湯気とともに香ばしい背脂の香りがふわっと立ちます。
スープは醤油ベースのしっかりしたコクが主役で、アブラ多めにしたことで表面にやや光る脂の層ができ、口当たりに丸みが生まれます。具材はたっぷりのチャーシュー、メンマ、茹で玉子のスライス、ネギ、そしてもやしが乗ることが多く、食感のバラエティが一口ごとに楽しめます。
味わいの詳細(スープ・麺・具材ごとに)
スープ
醤油ダレは塩気が少し強めに設計されており、豚や鶏の旨味が基礎にある「しっかり系」。アブラ多めにすると、スープ表層の油膜が熱を閉じ込めて香りを立たせ、スープの温度が最後まで下がりにくくなります。個人的には、後半で卓上の酢や一味を少量入れて味変するのがおすすめ。レビューでも「酢でさっぱり、唐辛子でアクセント」という味変パターンが好評です。
麺
中細のストレート麺で、ツルリとした滑らかさが特徴。茹で加減は少し柔らかめに感じられることが多く、喉越しが良いタイプです。大盛りにすると量がしっかりあるため、食べごたえは十分。麺とスープの吸着がよく、スープの醤油ダレをしっかり運んできます。
具材
チャーシューは薄切りながら枚数があり、しっかりとした味付け。メンマはたっぷりめでコリッとした歯触りがアクセントになります。今回は注文しませんでしたが、ゆで卵は“もり中華”特有で、つけ麺系の演出として採用されていることもあり、途中でスープに溶かして味をまろやかにできるでしょう。
食べ方の提案(私流)
- まずはスープと麺をそのまま数口で味わい、ベースの塩梅を確認します。
- 中盤で卓上の酢をほんの数滴。酸味が加わると脂っぽさが引き締まり、赤星との相性もさらに良くなります。
- 仕上げに一味や刻みニンニクを少量加えると、味がピンと立ち上がります。
- 麺を食べ切ったら、スープを少し残しておき、赤星で口をリフレッシュしてから店を出ると夜の余韻が心地よいです。多数の常連レビューでも「酢+唐辛子で味変」が推奨されています。
量感とコスパについて
大盛りで1,000円という価格は深夜にがっつり食べたい人には納得のコストパフォーマンス。サッポロ赤星の大瓶600円も、ラーメンと合わせて考えると妥当な設定で、飲んだ後の〆としての満足度は高いと感じました。
実際、同界隈のちゃん系店や24時間営業のラーメン店は「リーズナブルさ」と「深夜ニーズ対応」で評価されることが多く、えっちゃんラーメンもその流儀に沿っています。
店の特徴と周辺状況(簡単な調査メモ)
- 営業時間・営業形態:深夜〜早朝帯(24時間営業や深夜営業)を掲げる記述が複数の情報源にあります。変則的な営業や臨時の営業時間変更が出ることもあるため、行かれる場合は事前にSNSや店舗ページで確認するのが無難です。
- 「ちゃん系」文化:歌舞伎町周辺には“ちゃん系”と呼ばれる独特のラーメン文化があり、具だくさん・味濃いめ・ボリューム重視といった特徴が見られます。えっちゃんラーメンの「もり中華」もその系譜の一つとして位置づけられており、ボリュームと味のインパクトが売りです。
総括(感想)
夜の新宿で、ちょっと濃いめのラーメンをビールで流し込む─そういう“夜の愉しみ”を存分に味わえる一杯でした。
アブラ多めの中華そばは、飲み歩きで冷えた身体にじんわり効く満足感がありますし、サッポロ赤星の切れ味がそれを上手に整えてくれました。
店の雰囲気も気楽で入りやすく、深夜の頼れる一軒として覚えておきたいところです。長時間の外出の〆や、しっかり食べたい夜におすすめします。
自分用メモ(業務記録)
日時: 2025年10月25日(土)
場所: えっちゃんラーメン。(新宿歌舞伎町)
目的:
- 深夜営業ラーメンにおける「ちゃん系」スタイルの研究
- スープ脂量(アブラ多め)の味変効果検証
- 中華そば×瓶ビール(サッポロ赤星)の相性確認
- 店舗オペレーション(深夜帯の人員構成・回転率・客層)の観察
- 撮影素材の確保(暖簾・丼アップ・卓上調味料配置)
注文内容:
- 中華そば(大盛り・アブラ多め)…1,000円
- サッポロラガー「赤星」(大瓶)…600円
合計: 1,600円(税込)
観察・分析メモ:
- スープ:醤油ベースで塩味強め、背脂の香ばしさと厚みが特徴。
- 麺:中細ストレート、やや柔め。スープ吸着が良い。
- 具材:チャーシュー多め・もやし・ネギ・ゆで卵スライス・メンマ。
- アブラ多め指定による温度保持と香り立ちが良好。
- 卓上酢+一味で味変が成立。脂を中和できるバランス。
- ビール(赤星)との相性:極めて良好。苦味が口内をリセットしてくれる。
- 深夜帯客層:サラリーマン・飲み帰り組中心。1人客率高い。
- 接客:簡潔でテンポ良い。提供まで約10分。
- 撮影:店外看板(ISO感度高め撮影)、丼の湯気感良好。
考察(運営・記事化視点):
- “ちゃん系”文化としての構造(ボリューム・安定味・即提供)を体現。
- 赤星を常備している点が強み。写真的にも映える。
- 夜〜深夜の記事需要(検索・SNS拡散性)を狙える。
- 深夜の「〆文化」をテーマにシリーズ化の余地あり。
- 味変パターンと卓上調味料配置の比較記事も検討。
次回課題:
- 同系統(ちゃん系)他店との比較:例「もり中華」「ちゃん新宿本店」など。
- ライス追加時の味変検証(ラーメン雑炊化)。
- 深夜時間帯の照明色と露出設定の最適化。
- 客入りピーク(24:00〜25:00)の平均待ち時間計測。
- 店舗スタッフへの簡易ヒアリング(仕込み時間・スープ管理方法)。