はじめに
10月7日、火曜日。
この日は自宅で(私と妻の)親を招いての食事会。

渋沢の銀八寿司さんに出前をお願いし、寿司を中心にゆっくりとした時間を過ごしました。
注文内容は「匠の特上(4,000円)×2」「地魚と炙りにぎり(2,310円)」「地魚づくし(2,310円)」「ネギトロとサーモンづくし(1,830円)」に、別注で「べにとろサーモン(単品4点、値段不明)」を加えています。
日本酒は飛良泉の「楪蔵」を合わせ、和やかな会話とともに海の恵みを堪能しました。
なお今回は妻(取締役)の父が会計をしてくださいました。
注文と会計
- 匠の特上(4,000円) × 2 = 8,000円
- 地魚と炙りにぎり = 2,310円
- 地魚づくし = 2,310円
- ネギトロとサーモンづくし = 1,830円
- 別注:べにとろサーモン(単品4点) = 値段不明
- 既知の合計(寿司のみ) = 14,450円(べにとろ・お酒代等は別)

配達された折の全景。見た目だけでも食卓がぐっと華やぎます。
盛り合わせごとの印象
匠の特上(4,000円)
見た目から豪華さが伝わる一皿。

赤身・中トロ・光り物・玉子などバランス良く揃っており、仕事の丁寧さが感じられる握りです。ネタの厚みとシャリの温度感が整っていて、一貫ずつ違った表情を楽しめます。特上の名にふさわしく、脂の乗ったネタは口の中でとろけ、赤身は澄んだ旨味を残して引いていきます。
食べ方の提案:最初は何もつけずにネタ本来の旨味を確かめ、後半は少量の醤油で香りを立たせると良い流れです。
地魚と炙りにぎり(2,310円)
地魚主体に、炙りのアクセントを加えたセット。

炙りは香ばしさが立ち、脂の香りが開くので日本酒や辛口の冷酒と合わせやすい構成です。地魚は鮮度の良さが前面に出ており、地域性(相模湾〜伊豆・駿河湾系の風味)が感じられる一皿でした。
食味ポイント:炙りの香ばしさがあるため、山葵控えめ・醤油ちょい付けで素材の芳香を活かすのがおすすめです。
地魚づくし(2,310円)
ネーミング通り地魚中心のラインナップ。

白身の繊細な甘み、青魚系のしっかりした旨味、光り物の脂香など、海の季節感がよく表れていました。地元市場からの仕入れが効いているのか、食べ比べるほどに“海域の違い”が口に残ります。
食べ方:口をリセットするために途中でお新香や出汁の効いたすまし汁を挟むと、次の一貫がより鮮明に感じられます。
ネギトロとサーモンづくし(1,830円)
サーモンやネギトロの鮮やかな色合い。脂の照りが食欲を誘います。

こちらはサーモンの脂とネギトロのまろやかさで、子どもや脂好きの方に人気が出る組合せ。シャリとのバランスも良く、ネギの辛味が適度にアクセントになります。おつまみ感覚でつまみやすい一列でした。
別注:べにとろサーモン(単品4点)
メニュー表記は単品でのオーダー。

今回は値段が不明でしたが、追加で頼んだ理由は「好みのサーモンを多めに楽しみたい」という妻の父からのリクエスト。サーモンの厚切りは食感・脂の香りともに満足度が高く、特に妻の父は大喜びでした。
飛良泉「楪蔵」とのペアリング
今回は日本酒に飛良泉の「楪蔵」を合わせました。

出羽の蔵らしい米の柔らかい膨らみがありつつ、ほどよい酸が寿司の脂をさっぱりと流してくれる印象です(あくまで私個人の味覚による所感です)。
特上や地魚の濃淡に対して相性が良く、炙りネタやサーモンのような脂の強いものには特に心地よく寄り添ってくれました。
サーブ方法のメモ:日本酒は生酒を中心に保温・保冷管理が難しい場合があるため、事前に冷やし方(常温・冷蔵)を確認しておくと香味がより安定します。
テーブルの流れと会話
両親を招いての食事ということで、握りをひとつずつつまみながら昔話や近況を交換する穏やかな時間になりました。
寿司は出前でも十分に“イベント性”を担い、テーブルに置かれた折を開く瞬間から会話が弾むのが良いところです。
妻の父が会計をしてくださったので、そのご厚意に家族で感謝しつつ、寿司と日本酒を堪能しました。
残り・保存・後日対応のアドバイス
- 寿司は基本的に当日中の消費がベスト。どうしても残る場合はネタとシャリを分けて保存し、ネタはラップで包んで冷蔵、シャリは軽く酢を足して冷蔵すると翌日でも楽しみやすくなります。
- サーモンなど脂の多いネタは冷蔵保存で酸化が進みやすいので、残す場合は早めに食べ切ることを推奨します。
- 出前の味噌汁や小鉢類は温め直しが容易なので、温めてから提供すると満足度が高まります。
総括
銀八寿司さんの出前は、見た目の華やかさとネタの丁寧さが両立しており、家族の集まりをしっかりと支えてくれました。今回は義父のご厚意で会計は個人負担外となりましたが、料理そのものの満足度は十分。飛良泉「楪蔵」との組合せも良く、特に炙りや脂の強いネタでその相性を実感しました。
最後に一言:出前は手軽に“特別な時間”を作ってくれます。次回は仕入れ状況や季節のおすすめを事前に確認して、さらに地域色の強いネタを取り入れてもらうのも面白そうです。