日々の暮らしのなかでふと立ち止まりたくなる瞬間があります。
たとえば、夕暮れ時に見上げた空の淡いグラデーションや、通い慣れた駅前の小さな酒場で出される一杯のビール。このブログは、そんな「立ち止まる感覚」を大切にしながら綴る、食と酒と旅、そして静けさの記録です。
神奈川県の片隅に暮らすひとりの書き手が、気まぐれに出かけた先で出会ったものを、肩肘張らずに書き残しています。
外食や居酒屋巡り、時には温泉やサウナ、地方旅の断片。
派手な観光地ではなく、どちらかといえば地味で渋くて、けれど味わい深い店や景色を、静かなまなざしで追いかけています。
飲み物は酒が中心。
ビールは好きですが、「喉ごしの爽快感」よりも「一日の終わりをゆるやかに締めくくる相棒」としての酒に惹かれます。
食べ物はアテが中心。
決して高級な料理ではなく、むしろ日常に寄り添うような「ふつうの美味しさ」が好きです。
定食屋のカウンター、酒場の煮込み、駅前の立ち飲み。そうした空間にこそ、言葉にはならない温かさがあります。
温泉やサウナについても、豪華な施設ではなく、昔ながらの銭湯文化を大切にしたいと思っています。
タイル貼りの洗い場、年季の入った木札、曇った窓の向こうに見える夕陽。旅の途中でそうした場所に出会うと、不思議と心が整っていくのです。
このブログでは、そうした記録をただ静かに並べています。
ランキングや広告を目的とした記事ではありません。もちろん収益化は目指していますが、それよりもまず「読む人が、何かを感じ取れる場であること」を大切にしたいと思っています。
ときには思索的に、ときには酔いに任せて。
旅先の宿で書くこともあれば、日常の夜、グラスを片手に記すこともあります。書きながら、自分自身がふり返るきっかけをもらっているのかもしれません。
「けいさんのブログ」という名は、文字通り運営者の名前にちなんでいます。
どこかで同じように、ゆるやかに日常を味わっている方へ。このブログが、ほんの少しの余白として届けば幸いです。