前提メモ(予想と期待)
まず最初に断っておくと、これはあくまでも予想であり私にとっての期待です。
過去のツアーでの定石(序盤は勢いあるナンバー、中盤にゆったりのバラード、終盤でアンセムを連投、アンコールで大ヒットを温存)や、Oasisの典型的なライブ設計、東京ドームという“大箱”の性質、そしてファン(私)の期待値(定番曲を押さえること)を踏まえて組み立てています。
新曲が混ざる可能性や、当日のサプライズ、ゲストの有無などは未知ですが、観客として「盛り上がるであろう流れ」を重視して予想してみました。
全体像(構成の意図)
- オープニング(1–3曲):イントロで空気を一気に作る。短く鋭いナンバーで場を立ち上げる。
- グルーヴミドル(4–9曲):テンポの波を作りつつ、ライブの骨格を固める。アルバム曲の代表曲を散りばめる。
- バラード/ブレイク(10–13曲):観客の呼吸を整える時間。しっとりした名曲で感情を掬い上げる。
- 後半高揚(14–19曲):再びテンションを上げ、シンガロングやコール&レスポンスを増やす。
- クローズ(20–22曲):大きなアンセムを畳み掛けて本編を締める。
- アンコール(2〜3曲):最高の“最後の一撃”。会場が一体となる曲を温存しておくのが定石。
これを踏まえて、曲順とその理由を詳しく掘り下げていきます。
予想セットリスト(全22曲 ※アンコール含む)
本命案(A案)
- Supersonic
- Rock ’n’ Roll Star
- Cigarettes & Alcohol
- Some Might Say
- Acquiesce
- The Importance of Being Idle
- Slide Away
- Stand By Me
- Morning Glory
- Don’t Go Away(バラード寄りの中間)
- Wonderwall(アコースティックまたはフルバンドで)
- Champagne Supernova(ゆったりと長めに、空間演出重視)
- Live Forever(再び上昇)
- Roll With It
- Go Let It Out
- Stop Crying Your Heart Out(感情の共有)
- Little By Little
- The Hindu Times
- Supersonic/Lyla — ここは演出として短いリプライズの余地
- Don’t Look Back In Anger(本編ラストの大合唱)
Encore 1
21. Whatever(シングアロング)
22. Champagne Supernova(Reprise)または Rock ’n’ Roll Star(大団円)
各曲をその位置に置いた理由と演出イメージ(曲ごとに丁寧に)
以下、1曲ごとに“なぜここに置くのか”を詳述。ステージング、客席の反応、音作り、照明のアイデアまで想像してみます。
1. Supersonic(オープナー)
- 理由:強烈なギターリフと勢いがあり、会場全体を一気に沸かすのに最適。ツアーや再結成時など、勢い重視のオープニング採用例が想像しやすい。
- 演出:暗転からのスポット投下、スモークとグラフィックの閃光。観客は立ち上がって叫ぶ。SS席からでも音圧を身体で感じる序盤。
2. Rock ’n’ Roll Star
- 理由:序盤の熱を保ちつつ、観客をさらに巻き込むための“ロック魂”ナンバー。歌いやすいフレーズが多く、早い段階でのシンガロングを誘う。
- 演出:リアムのマイクパフォーマンスで会場を煽る。コール&レスポンスの導入。
3. Cigarettes & Alcohol
- 理由:初期のハードさと“パブ感”を現場で再現。飲んで叫ぶロックンロールの空気。ここでまだ息が上がりすぎないテンポ配分。
- 演出:会場の照明は暖色中心にして“気分の温度”を上げる。客席の喉はまだ余裕あり、拳を上げるタイミング。
4. Some Might Say
- 理由:シングルのヒットで観客層の広さを確認する曲。メロディーが覚えやすく、コーラスが多くの人を巻き込む。
- 演出:バックコーラスの出番。ステージ脇モニターに歌詞のキーフレーズを映して大合唱を誘導する場合も。
5. Acquiesce
- 理由:兄弟デュエット的なハーモニーが心地よく、ライブ的に“まとめ”の位置に向かう。中盤への橋渡し。
- 演出:ギターのツインリードをフィーチャー、会場が一体化する瞬間。
6. The Importance of Being Idle
- 理由:テンポやムードを微妙に変え、ひと息つかせる。お洒落なアレンジで耳を引く曲。
- 演出:照明は少し落とし、歌のニュアンスを聴かせるアプローチ。
7. Slide Away
- 理由:ロックの深みとドラマ性を増すための選曲。ギターの長いフレーズがライブで映える。
- 演出:ギターソロでフェードインするライト、客席が静かに聴き入る時間。
8. Stand By Me
- 理由:親しみやすいリズムでテンポを整える。歌詞の共有感が強く、観客の参加意欲をキープ。
- 演出:シンガロングを軽く促す、観客のコーラスをマイクで拾う場面を作る。
9. Morning Glory
- 理由:ここで再び勢いを加速。メインストリームの中核を打つ、定番の“盛り上げ枠”。
- 演出:レーザーやストロボを使って“覚醒感”を演出。拳が上がる。
10. Don’t Go Away(中間のバラード寄せ)
- 理由:テンポの波を作るためのクールダウン。観客の感情を沈め、次のビッグバラードへ繋げる役割。
- 演出:スポットをワンポイントに絞り、歌の語りかけを際立たせる。
11. Wonderwall(大合唱パート1)
- 理由:ほぼ必須の“みんなで歌う”曲。ここで観客にハーモニーをさせることで場の一体感が最大化する。
- 演出:客席の携帯ライト(またはスマホライト)を使用して視覚的に壮観に見せることも可能。アコースティック導入もあり。
12. Champagne Supernova(大バラード、スケール演出)
- 理由:この曲は空間を大きく使うのに最適。間奏の長いスケール感はドームの天井を使った映像演出とも相性が良い。
- 演出:映像を多用(宇宙や星のイメージ)、スモークと照明で“宇宙的”な広がりを作る。歌の絡みで観客全体が沈み、再び高揚。
13. Live Forever(再上昇)
- 理由:希望を歌うアンセムで再び観客を高揚に導く。ドーム全体が拳を掲げる瞬間。
- 演出:会場全体のコーラスをマイクで拾い、モニタースピーカーで返す“カーステージング”を実施。
14. Roll With It
- 理由:序盤の勢いを再掲し、ライブ終盤へ向けてテンポを上げる。ダンス的なノリを作る。
- 演出:フロアを駆けるような照明、ビートに合わせたフラッシュ。
15. Go Let It Out
- 理由:90年代後期の代表曲。ラップ的なフローとロックが混ざるアグレッシブなナンバー。ライブの爆発要素として有効。
- 演出:ビートを強調し、観客のジャンプを誘う。
16. Stop Crying Your Heart Out(しっとりだが力強い)
- 理由:中盤後の“感情のふくらみ”を受け止める曲。客席の歌声が美しく乗る。
- 演出:スクリーンに歌詞の一部を映し、観客を誘導して大合唱へ。
17. Little By Little
- 理由:シングル曲で覚えやすく、余韻を持たせつつ最終上げへ繋ぐナンバー。
- 演出:コーラスのタイミングを作り、観客を“リード”する。
18. The Hindu Times
- 理由:ライブでのパンチのある曲。ギターとリズム隊で会場を再び締める。
- 演出:照明の切り替えが激しく、観客のエネルギーを引き出す。
19. (短いリプライズ/インタールード) — SupersonicのリフやLylaインストを挿入
- 理由:疲れを取る短いインターバルや演出上の“つなぎ”として活用。観客の興奮を保ちながら本編ラストへ。
- 演出:映像のカット割り、観客への煽り。
20. Don’t Look Back In Anger(本編ラストの大合唱)
- 理由:本編の大団円。イントロのピアノと歌詞のメロディが会場を一つにする。多くのライブでクライマックスを飾る定石曲。
- 演出:会場全体での合唱、紙吹雪や大型の照明演出など派手にする余地あり。
Encore 1 — Whatever(感情の再火)
- 理由:観客が再起動して声を出すタイプの曲。アンコールの冒頭で観客を再結集する。
- 演出:アコースティック導入→徐々にバンド全開へ。
Encore 2 — Champagne Supernova(Reprise) または Rock ’n’ Roll Star(大団円)
- 理由:最後は壮大なフィニッシュで締める。どちらかの大アンセムで締める形がドラマチック。
- 演出:全員スタンディング、照明が一斉に上がり、余韻を残して幕。
観客の反応と“ライブ体験”の予想
- 東京ドームならではの圧倒的スケール感:曲の間の拍手や合唱がスタジアム規模で炸裂する。特に「Wonderwall」「Don’t Look Back In Anger」「Champagne Supernova」は、会場全体で歌われる瞬間が何度も訪れるだろう。
- SS席の体感:音の定位がクリアなので、ギターの細かなニュアンスやボーカルのディテールがよく聴こえる。SS席での体験は“距離感の近さ”がポイント。ステージ上の仕草や表情も見えるから、臨場感は格別。
- MCの役割:リアム(vo)やノエル、誰かが短く喋るだけで会場は大歓声。MCは短めにして曲の流れを途切れさせないでほしいところ。
技術的・演出的な予想(照明/映像/舞台美術)
- 大型LEDスクリーンで歌詞の一部や抽象的な映像(宇宙、街並み、若者の群像)を流し、曲の世界観を拡張。
- レーザーとスモークを多用して、特に「Morning Glory」「Champagne Supernova」では空間演出を重視。
- 客席の参加型演出(携帯ライトやLEDリストバンド)を使えば、ドーム全体をキャンバスにする演出が可能。
最後に:予想を超える何かを期待して
ここまで予想してきたセットリストは、「観客を飽きさせないこと」「定番のアンセムを散りばめること」「ドームのスケールを活かすこと」を軸に作りました。
だが、ライブの面白さは“予想を裏切る瞬間”にもある。新曲のいきなりの披露、未演奏曲の復活、ゲストの飛び入り。
そういうサプライズが起きれば、その日のセットリストは一夜にして伝説になるだろう。