【オクトーバーフェスト厚木】 家族(妻+娘)と行ってきたレポート

はじめに

10月14日、火曜日の午後。

妻と1歳の娘を連れて厚木中央公園で開催されている「厚木オクトーバーフェスト2025」を訪問しました。

入場は無料、会場はテントと長テーブルで家族連れにも入りやすい雰囲気。今回は食事はとらず、ビールだけをじっくり楽しむ「飲み比べ」に徹してきました。会場に出店しているブルワリー(出店リスト)は公式案内に基づいて本文中に明記しています。

会場に着いて(15:00)

平日15時の開始に合わせて本厚木駅から歩いて会場へ。平日の午後のためか混雑は緩やかで、ベビーカーでも動きやすい雰囲気でした。

まずインフォメーションで会場全体を確認。長机・長椅子が中心で、若干の段差や芝エリアもありますが、端のほうにベビーカーを寄せて落ち着いて飲める場所を確保できました。公式のマップや案内表示も見やすく、子連れでも比較的安心して使える作りでした。

出店ブルワリー

会場内にあるビール売店をほぼすべて写真に収めました。

公式の出店案内に基づくと、今回の厚木オクトーバーフェストにはドイツの老舗や国内外のブルワリーが多数参加しており、会場に掲載されている主な出店は次の通りです(会場のフード&ドリンク紹介より)。出店名は会場の掲示に合わせて表記しています。

アインガー(Aininger / AININGER)

ヴァイエンステファン(Weihenstephan)

カンバ(CAMBA)

シュヴァルツブロイ(Schwarzbräu)

ヴァルシュタイナー(Warsteiner)

サンクトガーレン(SanktGallen)

グッドワインショップ(GOOD WINE SHOP)

(注)日時により日替わりで出店の入替や提供メニューの変更がある旨の告知がありました。撮影した売店写真は記事に全店掲載しています。各写真の上に撮影時のブース名を入れています。

飲んだビール — 詳細なテイスティング・ノートと感想

飲んだ順:エフェヴァイス → ヴィタス → トラディッション → ピルスナー

当初案内で想定していた「ヴァイツェン→ドゥンケル→ピルスナー→マルツェン」という流れを予定していましたが、実際には会場で見かけた銘柄構成に合わせて少し変えています。私たちが実際に飲んだのは以上4種(表記は会場での提供名に合わせています)。各一杯ずつ、丁寧に味わいを記録しました。

1杯目:エフェヴァイス

会場に到着して最初に選んだのは『エフェヴァイス』。柔らかな小麦香とバナナのような甘さで、飲み比べの導入に最適でした。

  • 第一印象:淡い黄金色、きめ細かい白い泡。フルーティで優しい香り(バナナやクローブのニュアンス)。
  • 味わい:小麦由来の柔らかな甘みと、控えめな苦味。のど越しはなめらかで、最初の一杯として胃にやさしく入っていきます。妻も「飲みやすい」と好感触。
  • 総括:会場に到着してまず手に取りたくなる一杯。さくっと飲んで「これから始める」合図にぴったりでした。会場のメニューでも「エフェヴァイスは南ドイツスタイルのヴァイスビア」と明記されており、説明どおりの味わいでした。

2杯目:ヴィタス

ヴィタス。ヴァイツェン系ボックのどっしりとした果実感とモルトの厚みが嬉しい一杯でした。

  • 第一印象:やや濃いめの黄金〜琥珀色。香りは熟した果実とモルトの重さが立つ。
  • 味わい:ヴァイツェン・ボック系の力強さがあり、度数も高めのため口当たりに重量感。モルトの厚みとアルコールの温かみがしっかり。個人的には「しっかり飲んだ感」を求める時に最適でした。妻(取締役)はこのあたりで「ちょっと重たい」と感じて少しだけ。
  • 総括:フェストの「濃いめ枠」。ヴァイツェン系統が好きな人には嬉しいパンチのある一杯でした。

3杯目:トラディッション(“Tradition” 系のダークラガー)

トラディッションは赤みを帯びたダークラガー。ロースト香とキャラメルの余韻が心地よかったです。

  • 第一印象:赤みがかった茶色。香りにローストモルトとキャラメルが混ざる。
  • 味わい:ローストの香ばしさ、まろやかな甘み、苦味は穏やか。舌に残る香ばしさが長く、飲み進めると“秋のビール”という感じがします。ピルスナーより先に飲むことで、味のコントラストが生まれました。
  • 総括:ヴァイツェン系→濃いめ→ダークという流れは、飲み比べにおいて「香りの層」を作るのに有効でした。会場の案内でも「伝統の黒ビール トラディッション」と紹介されていました。

4杯目:ピルスナー

締めはピルスナー。ホップの切れで余韻をすっきりさせて、午後の飲み比べを終えました。

  • 第一印象:透明感のある黄金色。ホップの爽やかな香りが立つ。
  • 味わい:苦味で味がしゃっきり引き締まり、これまでのモルト感を綺麗にリセットしてくれます。飲み比べの最後に置くと「余韻をすっきりまとめる」役割を果たします。娘の居眠りタイムに合わせて最後の一杯に。
  • 総括:ピルスナーで締める流れは、今回のラインナップ(エフェヴァイス→ヴィタス→トラディッション→ピルスナー)でもきれいに機能しました。会場には複数のピルスナー系ブースがあり、どれもスタイルは近くてもホップの切れ味や香りに個性がありました。

食べなかった理由とその恩恵

この日は料理をいっさい頼まずにビールだけで通しました。理由は単純で、「純粋にビールの違いを追いかけたかった」からです。

結果として各銘柄の個性がはっきりと分かり、味の変化(香り→重さ→ロースト→ホップの切れ)をしっかり体感できました。

もちろん会場のソーセージやムール貝、そしてナポリピッツァは魅力的でしたが、今回は写真中心の“ビール記事”に特化するために食事を抑えました。

子連れでの回し方メモ

  • ベビーカーは会場端に寄せて確保。平日だったため席取りは比較的容易でしたが、週末は混むと思われます。
  • 娘は到着直後は周囲の音に興奮していましたが、15:40くらいには遊び疲れてベビーカーでうとうと。授乳・おむつ替えは近隣の施設(駅方面)も視野に入れておくと安心です。
  • 私たちは利用しませんでしたが、公式の「ハッピーアワー」や金券販売の案内はインフォメーションで確認するとお得な場合があるので、到着時に一度立ち寄るのがおすすめです。 

会場の“公式情報”メモ

  • 開催:2025/10/10〜10/19(私達が行った日は14日)
  • 会場:厚木中央公園。平日は15:00〜21:00。
  • 補足:イベント公式には出店リストやハッピーアワー情報、特別シート(Tipi)など細かい案内が掲載されています。

最後に(感想)

静かな平日午後のフェストは、家族連れでもゆったりと巡れる良い時間帯でした。

今回は料理をとらずビールだけに集中したため、銘柄ごとの輪郭や個性を明瞭に感じられたのが大きな収穫です。特に「エフェヴァイス(導入)→ヴィタス(重厚)→トラディッション(ロースト)→ピルスナー(締め)」という組み立ては、味の起伏を楽しむのにとても有効でした。妻も「最後にピルスナーで締めるとさっぱりして良い」と言っており、家族で分かち合える一日になりました。

自分用メモ(業務記録)

日時: 2025年10月14日(火)15:00〜18:00
場所: 厚木中央公園(厚木オクトーバーフェスト会場)
天候: 曇りのち雨、気温22℃前後、湿度やや高め(屋外飲みに最適な気候)
参加者: 代表取締役(私)・取締役(妻)・娘(1歳)

目的:

  • 秋季イベント取材(季節限定ビール文化の分析)
  • 各種ビールの味わい比較・温度変化による風味変化の記録
  • 会場導線・家族連れ向け設備(座席・休憩スペース・飲み物ラインナップ)の確認
  • 写真撮影:構図・照度・被写体距離の実験的テスト(ブログ記事・SNS両用素材)

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