はじめに
9月9日、火曜日。しゃぶ葉へ。
いつもの記事の構成や切り口で、今回はしゃぶ葉での「牛タンコース」体験を詳述いたします。
当日の概要(要点)
- 日時:2025年9月9日(火)
- 店舗:しゃぶ葉
- 注文:牛タンコース(3,409円)×2名分
- 追加:出汁を参鶏湯と赤味噌に変更(追加110円)
- 飲み放題:1,319円 ×2名分
- クーポン:7%割引適用
- 会計:合計 8,897円(クーポン適用後)
- 特筆:牛タンの追加プレートを合計12皿消費。通常の3皿セットでも十分満足だが、今回は「どれだけ多くの牛タンを食べられるか」の検証目的が達成され、大満足。
「牛タンが並んだテーブル。追加皿が積み上がると、何とも言えない満足感が生まれます。」
注文の狙いとオペレーション
今回の来店目的は明快でした。普段は3皿セットで十分なところを、しっかり牛タンを食べ尽くすこと。
特に、だしを「参鶏湯(参鶏湯だし)」と「赤味噌(中辛)」にして、“滋味系(やさしい出汁)”と“香り/辛味系(味の輪郭を作る出汁)”を交互に体感することが狙いです。
飲み放題も付けて、ゆっくり味の違いを確かめられるようにしたところ、期待どおりの充実した時間になりました。
オーダー手順としては、基本コース+出汁差し替えの追加(110円)を1点だけ入れて、残りはプレート追加で牛タンを重ねる運用。これにより「参鶏湯でクールに、赤味噌で刺激的に」という往復がスムーズに行えます。
スープ(出汁)感想 — 参鶏湯 × 赤味噌
「参鶏湯の澄んだだしと、赤味噌の色味。出汁を切り替えると鍋の表情が一変します。」
- 参鶏湯(サムゲタン)
透明感のある旨味が芯にあり、鶏のやさしい香りと生姜の控えめな刺激が後口に残るタイプ。牛タンの淡い旨味をそっと受け止め、肉の脂をスマートに流してくれるため、連続して何枚も食べたいときに理想的です。プール帰りや運動後の塩分補給という観点でも親和性が高い、滋味深いだし。 - 赤味噌(中辛)
濃度は重すぎず、味噌由来のコクに唐辛子系のピリッとした輪郭が加わる印象。牛タンの香ばしさや噛み応えを“味の重心”として受け止め、食べ応えを増幅させるため、満足感をグッと引き上げたい後半戦に向く出汁です。
食べ方としては、序盤は参鶏湯で牛タンの“生の旨味”を確かめ、枚数が増えてきたら赤味噌で重心を作る。このリズムを作ると、12皿という量でも最後まで飽きずに食べられます。
牛タンの食べ方と食感の描写
しゃぶ葉の牛タンは薄めにスライスされており、“さっと火を通す”ことを前提に設計されています。具体的な手順と食感の観察は次のとおりです。
- 一枚を箸で持ち、参鶏湯にくぐらせる(10〜15秒)
— 表面が乳白色に変われば取り上げ。噛むと柔らかさとほのかな鉄分、食肉由来の旨味がじんわり広がる。参鶏湯のやさしい旨味が口中で調和して、何枚でも入りそうになる。 - 赤味噌にくぐらせる場合はもう少し短めの時間で、風味の乗りを主体に
— 味噌のコクとスパイス感が牛タンの香ばしい余韻を強化。噛むほどに「甘味 → コク → ピリッとした余韻」が続き、噛み応えの満足が得られる。 - 付け合わせと合わせる
— きざみネギ・レモンやポン酢系の卓上調味料がある場合、途中に挟むと口が軽くリセットされ、次の枚に新鮮さを持ち込めます。
テクニック的な補足:牛タンは火を入れすぎるとパサつくので、薄く広げて一瞬の加熱で閉じるのが美味しさの秘訣。テーブルでの火加減(鍋の温度)を見ながら、枚数が多いときは参鶏湯側で“リカバリー”すると安定します。
「牛タン追加プレート。12皿を回すには、参鶏湯でテンポを作ることが肝。」
飲み放題と全体の流れ
飲み放題(1,319円×2)を付けることで、食事のペースに合わせて飲み物の選択肢が自由になり、だしごとに飲み物を切り替える遊び方も可能です。今回は食べ放題がメインであり、飲み放題の詳細を逐一メモしていなかったため具体的な飲み物をお伝えできませんが、一般的には以下のような使い分けが有効です。
- 参鶏湯のときは→「ビール」「和風のお茶・ノンアル」などでやさしく寄せる
- 赤味噌のときは→「ビール」「ハイボール」などで口中を切る
飲み放題があると、味の往復(参鶏湯⇄赤味噌)に合わせて飲み物も往復できるため長時間の滞在でも飽きにくく、今回のように牛タンを大量に食べる設定にも相性が良いです。
感想まとめ(“多めに食べる”ことの幸福)
- 量感:普段の3皿セットで満足される方が多い中で、今回は合計12皿という“特別な量”を堪能しました。薄切り牛タンを何度もくぐらせ、だしの変化を楽しむ行為は、まさに“しゃぶしゃぶの愉しみ”を純化した体験でした。
- 満足度:味・ペース・飲み放題の組合せで、金額以上の満足感を得られたと感じます。クーポンでの割引を含めるとコストパフォーマンスも良好でした。
- リピート性:日常使いの「3皿+飲み放題」が軸でよい一方、「今日はたくさん牛タンを食べたい」という特別回には今回の仕様がとても合っていると結論づけます。
自分用メモ(業務記録)
- 日時:2025年9月9日(火)ランチタイム
- 店舗:しゃぶ葉
- 参加者:代表取締役(私)、取締役(妻)、娘(1歳)
- 目的:牛タン尽くしの体験検証(スープを参鶏湯/赤味噌の二色で比較)
- 注文一覧:
- 牛タンコース 3,409円 × 2 = 6,818円
- 追加出汁(参鶏湯/赤味噌) 110円(今回1点のみ追加)
- 飲み放題 1,319円 × 2 = 2,638円
- 小計(割引前)= 6,818 + 110 + 2,638 = 9,566円
- 7%クーポン適用 → 会計 8,897円(クーポン適用後)
- 追加実績:牛タン追加プレート 合計 12皿(二人合算)
- 所感:
- 参鶏湯でテンポを作り、赤味噌で満足度を高めるローテーションが有効。
- 飲み放題があると“だしごとの飲み替え”ができ、長時間でも飽きない。
- 次回検証課題:①ドリンクごとの最適ペアリング(参鶏湯=何で合わせると最も“軽く食べられる”か等)、②12皿のペース配分を数値化(1時間あたり何皿が適正か)を取材データ化する。
「一皿ごとの役割を読み解き、滞在の時間軸で味を組み立てる」というアプローチは、しゃぶ葉のような鍋店でも有効でした。今回の「牛タン12皿チャレンジ」は、まさにそうした時間軸の楽しみを体現した一夜です。次回は今回の経験を踏まえ、ドリンクの選定や締め(ご飯・麺)プランまで含めた“完全攻略”ルートを試してみましょう。